168:今回は「なむ」の識別について。童謡「うみ」を使わせて頂きました。
それぞれの用法については、以下の例文で覚えておくと便利です。
①花咲かなむ。(他への願望/‥咲いて欲しい)
②花咲きなむ。(強意「ぬ」未➕推量「む」止/
‥きっと咲くだろう)
③花なむ咲く。(強意の係助詞/[桜の]花が咲く)
④花の下にて春死なむ(ナ変「死ぬ」未•活用語尾
➕意志「む」止/‥死のう)
④は、西行の名歌「願はくは花の下にて春死なむその如月の望月のころ」からの借用です。「願はくは」「いかで(どうにかして)」「いつしか(早く)」などを受けた場合には、意志でも「‥死にたい」と願望で訳したいところですね。
Негізгі бет 168:「なむ」識別の歌
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