愛媛県の中央に位置し、面積429.37㎢、四国地方最大の人口517,094人(2015.8.1)の中核市で、愛媛県の県庁所在地。江戸時代、加藤嘉明によって築城された松山城の城下町として栄え、道後温泉の温泉地でもあり、夏目漱石の小説「坊っちゃん」の舞台であった町であることは有名。明治22年(1889年)に市制を施行した松山市は、2000年に中核市に移行し、2005年には近隣都市と合併し、四国初の50万人都市となった。
静岡県からのアクセスは、東海道山陽新幹線で岡山まで行き、在来線の特急「しおかぜ」に乗り換え、岡山から松山まで約2時間50分。
松山城から一望できる中心市街地には、繁華街やオフィス街、温泉街まで揃う至れり尽くせりの街だった。また、新幹線による大都市との接続に頼ることなく独自の文化を持つ松山市の実力は想像以上だった。
【JR松山駅】
予讃線が乗り入れ、1日当たりの乗車人員(2013年度)は7,122人。駅は地上駅で、ホームの西側は鉄道車両基地となっていて、駅舎がある出入り口は東側のみとなっているが、現在鉄道高架化事業が進められている。この計画は、現在の車両基地と貨物駅が移転され、松山駅を挟んだ約2.4kmが高架化される。高架化されることにより踏切8箇所が除却され、東口広場と待望の西口も完成し、更に高架下を路面電車が立体交差することにより路線延伸が可能となる。駅舎には、100円ショップやコンビニのほか、飲食店などが入っていて、改札口に切符を切る駅員さんが居て懐かしさを感じた。駅前の広場は、タクシー乗り場や一般乗降用のロータリーのほか、高速バスや路線バスも乗り入れている。
【伊予鉄道市内電車(路面電車)】
路面電車はJR松山駅前、松山市駅、大街道、道後温泉など29の停留所で6つの路線がある。各路線日中約10分間隔で運行されるが、路線が重複する停留所では実質2、3分間隔で発着され、運賃は大人160円、こども80円で非常に便利な乗り物。路面電車の乗車人員(2013年)は6,744千人(1日当たり18,477人)
【伊予鉄道松山市駅】
高浜線、郡中線、横河原線が乗り入れる実質市の代表駅。松山市駅の歴史は古く、明治21年(1888年)に松山駅として開業したが、1927年「鉄道省予讃線(現在のJR松山駅)」の開業に伴い「松山駅」という駅名を鉄道省に譲り「松山市駅」と改名され現在に至っている。駅は地上駅で、駅ビルの百貨店「いよてつ高島屋」と直結している。
【いよてつ高島屋】
店舗面積39,180㎡、地下1階、地上9階建ての本館と地上4階建ての南館からなる四国最大の売上高を誇る百貨店。
【松山銀天街】
松山市駅前から東へ約600mの商店街で、四国唯一の地下街「まつちかTOWN」から地上に出てアーケード街まで続く。
【松山銀天街GET】
【大街道】
大正時代初期、用水路が埋め立てられ広い通りができたのが始まりで、現在では長さ483m、幅15m、天井高13mのアーケードに覆われた商店街。
【松山三越】
店舗面積25,054㎡、地下1階から地上8階までが売り場となっている百貨店で、2015年3月期の売上高は152億2,500万円。
【ロープウェー商店街】
大街道から北へ約500mほど続く商店街で、緩やかな坂道になっている。その商店街の中心付近には、松山城へのロープウェイ乗り場がある。
【松山城】
海抜132mの「勝山」に築かれた平山城。関ヶ原の戦いの功績によりこの地を与えられた「加藤嘉明」が1602年から築城を始めた。その後、1635年から明治維新まで松平家の居城として機能していた。
【道後商店街】
古くから旅館街だったこの商店街は、土産物店や飲食店を中心に店舗数66店を数え、アーケードで覆われた商店街。
【道後温泉本館】
日本最古の温泉として知られる道後温泉のシンボルとも言える道後温泉本館は、明治27年(1894年)に完成した共同浴場。また、夏目漱石が絶賛し、小説「坊っちゃん」でも登場した施設で、1994年には国の重要文化財に指定された。
Негізгі бет 2015中心市街地探訪030・・愛媛県松山市
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