アーサー・ベンジャミン:ラヴェルの墓
Arthur Benjamin (1893-1960): Le Tombeau de Ravel valse-caprices
ベンジャミンはオーストラリアに生まれたイギリスの作曲家。1957年、ヴィオラ奏者ウィリアム・プリムローズのために書かれたこの作品はジェルヴァース・ドゥ・ペイエの依頼によってクラリネットのパートが加えられている。両楽器の特性に応じてそのパートはかなり細かく変えられており、作曲者は「どちらかが他方の転写であるとは言えない」と語る。序奏とフィナーレに挟まれて6つのワルツ・カプリースが切れ目なく演奏される。『クープランの墓(クープランを讃えて)』にちなんで名付けられたこの作品は、表情や速度が違うワルツが続けざまに現れる構成が『優雅で感傷的なワルツ』を思い起こさせ、ラヴェルへの敬意が伝わる作品になっている。(藤川大晃)
Clarinet 亀居優斗 Yuto KAMEI
Piano 小澤佳永 Kae OZAWA
2022.5/29
東京文化会館 小ホール
Live Recording
Негізгі бет Arthur Benjamin / Le Tombeau de Ravel valse-caprises
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