「半導体」の世界シェアトップを誇る台湾の巨大企業「TSMC」の進出で“半導体バブル”に沸く熊本県菊陽町。工場周辺ではさまざまな変化が起きているようです。
24時間営業の「おべんとうのヒライ 大津室店」。店内には様々な総菜やお弁当が並び、地元で人気のお店です。この店にも影響があるようで…
(ヒライ営業部 出田誠二さん)「目がギョーテンというか、1年前ぐらいから売り上げが1.5倍ぐらいに。工事関係の方が1年前から増える形ですね」
地域密着のお店を目指していたこともあり、以前はほとんど見かけなかったという外国人客でしたが、TSMCの進出後は3割が台湾の客になったといいます。
(ヒライ営業部 出田誠二さん)「チキン系とか中華料理系が主に好んで買っていただいている印象はありますね。シューマイとか炒飯とかそういったものが以前よりも2~3倍売れています。外国人向けの品揃えとかも視野に入れながら頑張っていきたいなと思っています」
思いがけず特需があったこちらのお店ですが、困っていることもあるそうです。
(ヒライ営業部 出田誠二さん)「一番は“言語の壁”というか。ちょっとぎこちないと困ったりするんですけど、笑顔を絶やさずにですね、言葉が伝わらない時にはジェスチャーとかでうまくやりとりしている。翻訳機とかを取り入れることも視野には入れて考えている最中ですね」
―――また新たな工場が建設される予定があるため、売り上げ1.5倍じゃ止まらないかもしれないですね?
「そうですね、3倍ぐらいになって、うちとしてはありがたいお話なんでぜひ」
工場がある菊陽町とその周辺には、台湾から大勢の転勤者が来ています。
(コスギ不動産・光の森支店 田中弘仁店長)「物件の方がかなり不足しているような状態でございます。いわゆる退去予定というかたちですぐ埋まってしまうような状態なので、どれぐらい足りないのかというのも私たちもわかっていないぐらいなんです。もう空きが出たらすぐに埋まるような状態になっております」
現在、TSMCの工場近辺でマンションの建設が急ピッチで進められているものの、特に単身者向けの賃貸物件が足りない状態。そのため、工場近辺で探すのをあきらめる人が続出しています。さらに…
(コスギ不動産・光の森支店 田中弘仁店長)「家賃においてはかなり高騰もし続けている状態で、それこそ退去待ちの物件は、退去後に1万~1万5000円ほど毎月の家賃が値上げになる傾向になっております。元々1LDKの相場というのは、(駐車場込み)6万円台で収まっていたような価格帯でございますので、それがもう7万円台後半まで伸びているような状態です。ちょっと家賃が上がりすぎじゃないかというお声は正直なところいただいていますが、それでも物件(契約)自体は決まってしまう」
突然の小さな町に沸いた“半導体バブル”に住民たちはどう思っているのでしょうか?
(タクシー運転手)「忙しいというか、タクシーが足らないというか。(Qタクシーを捕まえるのはどれぐらい難しい?)過去のバブル以上に難しいと思います。朝と夕方が渋滞がすごいんですよ。普通だったら熊本市内まで40分ぐらいで行くところ、朝だと1時間半ぐらいかけて行く」
(菊陽町の住民)「外国人が来て文化が変わっていくのは少し不安ですけど」
(菊陽町の住民)「(町は)変わりましたよ。いいのか悪いのかね。アパート、マンションの家賃が高くなっている。これだけ人口が増えているが、それに対して総合病院がない。(人口に)見合った病院とかそういうものをつくってほしい」
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Негізгі бет “半導体バブル”工場近くの弁当店は「売り上げが約1.5倍」 周辺の物件は家賃が値上がり傾向 台湾の巨大企業が熊本県に進出(2024年2月23日)
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