(Japaese)
「日本の歌百選」のひとつ、『浜辺の歌(The Song Of The Seashore)』を演奏してみました。
メロディー部1番の音源:ソプラノ歌手(電子音)、2番;クロマチックハーモニカ、3番;オーボエ(電子音)による演奏です。
・原楽譜:Musescore(Arranger:K Kobayasi)
・アレンジ&伴奏音源:自作
歌手(バリトン)+ギター+バスギター
・楽譜作成ソフト:Drico Element 5
・ハーモニカ:HOHNERSuper 64X
・画像:Pixabay
〇 歌詞とその意味(出典:ウィキペディア、世界の民謡・童謡)
作詞:林古溪 作曲:成田為三
1 あした浜辺をさまよえば 昔のことぞしのばるる
風の音よ雲のさまよ 寄する波も貝の色も
2 ゆうべ浜辺をもとおれば 昔の人ぞしのばるる
寄する波よ返す波よ 月の色も星のかげも
3 はやちたちまち波を吹き 赤裳(あかも)のすそぞぬれひじし
病みし我は すでにいえて 浜の真砂(まさご) まなごいまは
あした
「あした」は明日ではなく「朝」の意味。「ゆうべ」は前の日の晩ではなく「夕方」の意味。
しのばるる
「しのばるる」は「偲ばるる」。「偲ぶ」とは、過ぎ去ったり遠く離れたりしたことや人をなつかしむ気持ち、または、賞賛・同情の気持ちをもって思い出すこと。
もとおれば
「もとおれば」は、「廻る(もとおる)」。徘徊(はいかい)すること、辺りを歩いてうろうろと移動すること。
はやち
「はやち」は「疾風(はやち/はやて)」。急に激しく吹きおこる風のこと。「ち」は風を表す古語。「東風(こち)」も同様。
赤裳(あかも)
「赤裳(あかも)」は女性の赤い装束(しょうぞく)・着物。
ぬれひしじ
「ぬれひしじ」は、びしょ濡れになること。
真砂(まさご)
「真砂(まさご)」は、白いサラサラとした砂。
まなご
「まなご」は「愛子」(いとしご)、愛する子供。
美しい日本語ですが、意味を理解するのは容易ではありません。とくに3番は難解です。3番について、古渓の長男・林大は
「三番と四番の歌詞を混ぜた犯人は、××先生らしいのですが、自分ではお気づきになっていないのです、アハハ。『音楽』に発表されたとき、歌詞の三番の前半と四番の後半がくっつけられていまして、これでは意味がとおらん、とおやじは言ってました。後にセノオ楽譜から出版されたのですが、版権なんかは無視された時代ですから、おやじのもとには連絡もきません。いつだったかおやじに、[原詩を]思い出したらどうかと言いましたら、忘れちゃったよ、という返事でしたがね」
と述べていて、古渓にとって不本意な形での発表であったことがうかがえます。
しかし、このような意味不明な歌詞でも、メロディーに乗せると美しく調和して何となく分かったような気になるものです。
Негізгі бет Музыка 浜辺の歌(The Song Of The Seashore) _Chromatic Harmonica
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