昭和30年代、非電化線区の無煙化を進めていた国鉄、その市場を狙い、メーカーがいろいろな機関車を提案、試作されました。
狭軌用の軽量機関車の引き合いが海外から寄せられていた時期でもあり、国鉄で採用されて実績を作りたかったようです。2台エンジン搭載DD51が開発される中、手間のかからない1台エンジンの要望も強くありました。
その一つに三菱が提案したDD91があります。軽量化のため液体式を採用したいのですが、国産ではそれに見合う機器がありません。
そこでドイツのマイバッハMD870エンジン、メキドロ式変速機を採用。
当時としては画期的な軽量高出力の機関車を生み出したのでした。ターボ過給に加え、国鉄では採用をためらっていた中間冷却器を当たり前のように搭載、排気量86リッター、重量7600kgで2000馬力を叩き出す高性能ぶりは、技術力の差を見せつけるに十分なものでした。
国鉄はこれを借りて本線で営業列車牽引を繰り返し、好感触を得たようです。主要機器が純正品のためか、のちのDD54のようなトラブルは出なかったようです。
参考資料
1800馬力液圧式ディーゼル機関車 (JREA 5 Vol 2 1962)" 日本鉄道技術協会
MERKUR QUARTERLY JOURNAL OF THE GERMAN RAILWAY SOCIETY ISSUE 145 WINTER 2017
Super Notch Man Ver.3 イメージテクノロジー研究所
CGはじめました。 turbotrain.net/CG.htm
Негізгі бет Автокөліктер мен көлік құралдары DD91 インタークーラーターボ
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