今回は、これから電子工作を始める方向けに、ブレッドボードの基本的な使い方について説明します。
ブレッドボードの使い方を覚えておくと、回路を気軽に素早く組むことができるので、電子工作がもっと楽しくなります。
本日の動画の内容は下記のようになっており、これを見れば、今すぐにでもブレッドボードを組めるだけの知識が得られるようになっていますので、ぜひ最後までご視聴下さい。
※動画内に誤字がありました
誤:ユニバーサル基盤
正:ユニバーサル基板
誤:Lチカ回路
正:LED点灯回路(点滅はしません)
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【目次】
0:00 オープニング
0:56 ブレッドボードとは
2:24 ブレッドボードの使い方
3:20 ブレッドボードの構造
4:24 実際に回路を組む
5:20 ワンポイントアドバイス
5:36 まとめ
【関連動画】
・ブレッドボードを使う時のコツと注意点|ブレッドボードの信頼性を高めるための方法
• 【電子工作基礎編】ブレッドボードを使...
【自己紹介】
・ハードウェアエンジニア
・電子工作歴:9年
・電子工作をゼロから体系的に学べるチャンネル「今日から始める電子工作」を運営してます
【SNS】
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#電子工作 #入門編 #工具 #ブレッドボード
【動画文字起こし】
まず、ブレッドボードとは何か?について話をしていきます。
ブレッドボードとは、回路を組むために使われるボードです。
ボードにはこのようにたくさんの穴が空いており、こちらにあるように、好きな位置に部品やケーブルを挿せるようになっています。
電子工作で回路を組む場合は、このユニバーサル基板と呼ばれる平ぺったい板か、ブレッドボードかどちらかの2択となります。
ブレッドボードを使うメリットが何かと言うと、なんといっても半田付けの作業が不要で、素早く簡単に回路を組める事にあります。
逆にデメリットとしては、信頼性が低いという事が挙げられます。
ブレッドボードは内部でピンを挟んでいるだけの構造ですので、接触不良を起こしたり、部品が外れやすいです。
また、ピンに流せる電流には制限があり、大電流用途には不向きという点にも注意が必要です。なので、モータをたくさんつなげる、といった事はやらない方が無難です。
ここでは、もう少しわかりやすくするために、ユニバーサル基板との比較をまとめてみました。 ピンピッチと呼ばれる、穴同士の距離はどちらも同じです。
なのでこのように、どちらにも同じ部品を挿入する事ができます。
流せる電流の大きさは、ワイヤーの太さや半田の厚さに依るのでユニバーサル基板は基板自体の電流値の制限はありません。ただし流しすぎると基板が焦げるので注意です。値段は、やはり構造が単純な分、ユニバーサル基板の方が安い傾向にあります。
例えばAmazonで見てみても、このようにユニバーサル基板の方が安いという事が分かるかと思います。
次に、ブレッドボードの基本的な使い方について説明していきます。
ブレッドボードは穴がたくさんありますが、大きく言うと機能別に電源GND用と信号用の2つに分かれています。
電源GND用の穴はこちらにある、縦に入った赤と青の線で、これはそれぞれ縦一列に内部で繋がっています。
赤がプラスなので電源側、青がマイナスなのでGND側に接続する、というのが通例になっています。
信号用はこちらにある部分で、Excelと同じように、列に相当する部分はアルファベット、行に相当する部分は数字が割り当てられています。
abcdeとfghijの列は内部で分離されているので別のグループであり、同じグループ内の同じ行は全て内部で繋がっています。
物によっては、こちらのように赤と黒が使われていたり、プラスとマイナスが入っていない場合もありますが、使い方は全く一緒です。
もう少し理解を深めるために、ブレッドボードの内部を確認してみましょう。 手元に余っている安物のボードがあったので分解してみます。 まず両面テープを剥がすと、このようにたくさんの金属のバーがあるのが見えます。この金属バー同士は全て繋がっています。 更にこのバーを外してみましょう。 するとこのような端子が現れました。 近くで見ると、この端子は部品の脚を挟み込むような形になっています。 実際に部品を差してみると、こんな感じになります。
今度は電源GNDに相当する金属バーも外してみます。 こちらも、長さが長いだけで、形状は全く同じですね。 というように、ブレッドボードは裏側で部品の脚を挟み込んでいるシンプルな構造である、という事が分かって頂けたかと思います。
理解を深めたところで、実際に回路を組んでみましょう。 ここでは、こちらにある定番のLチカ回路を作ってみます。 まずは抵抗とLEDを信号用のピンに差し込んでいきます。 LEDは向きがあるので注意して下さい。
脚が長い方がアノード、短い方がカソードになっており、電流はアノードからカソードの方向にしか流れません。
抵抗の片側とLEDのアノード側は回路上で繋がっているので、同じ列になるように差します。 次に、バッテリーを接続します。 信号用のピンに差し込んでも良いのですが、今回は電源GNDの使い方も覚えたいので、こちらの縦のラインに一旦接続します。 次に、プラスのラインから、LEDが繋がってない方の抵抗の脚に、マイナスのラインからLEDのカソード側に線を繋ぎます。 これで回路は完成し、LEDが無事に付きました。
これで、ブレッドボードの基本的な使い方は以上となります。
ちなみに、一つワンポイントアドバイスをしておきます。
ブレッドボードは、このように凹凸があるものがほとんどで、レゴブロックのように繋げることでどんどん大きくしていくことができます。
もし、サイズが足りなくなった場合はお試しください。
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