スペインの強豪サッカーチーム・レアル・マドリードが一目置く小学生の男の子が福岡県にいます。レアルが日本で開いた催しでMVPに輝き、スペインでのキャンプにも招待。来年2月からはスペインのレアル・ベティスの下部組織で3か月間の練習に加わる資格も得ました。高い技術を持ちすでに中学生に混ざって練習する男の子。トッププレーヤーの戦術を分析、スペイン語も勉強する努力家の側面も。9歳にして世界を見据えています。
◆レアルのイベントでMVPに輝く
華麗なボールさばきをみせるのは、福岡県行橋市の小学4年生・伊藤颯亮くんです。
(友達)「暴れん坊!」「暴れん坊!」
伊藤颯亮くん「暴れん坊しかいってないやん、これカット笑」
あどけない表情を見せる颯亮くんですが、実は、スペインの強豪「レアル・マドリード」が注目する選手なんです。先日、レアル・マドリードが日本で開いたイベントで総勢200人の中からMVPに輝き、スペインで行われたキャンプに無料で招待されました。
颯亮くん「スペインは楽しかった。戦術的なプレーをするし、教えてもらいました」
◆父親が考案、足技を磨く練習メニュー
ポジションは、ミッドフィールダー、地元のサッカースクールでは、すでに中学生に混ざって練習しています。颯亮くんを指導する國重大樹コーチに聞きました。
國重コーチ「技術が高いのはもちろん、賢さがあって、指導者が一度伝えたことをすぐに実践できる。サッカーIQの高さを持っています。できる限り相手と体があたらないところにポジションをとったり本人なりにすごく考えてやっているので中学生の中にはいっても遜色なくやっています」
颯亮くん「(記者:どこでプレーしたいの?)スペイン、モドリッチみたいな選手になりたい」
父親「集中!背中まっすぐ。顔あげて」
5歳でサッカーを始めた颯亮くん。サッカーは父・裕亮さんの影響でした。裕亮さんはサッカーから派生したスポーツ「フリースタイルフットボール」が趣味で、颯亮くんのために足技を磨く独自の練習メニューを考案。スクールがない日は自分で指導します。
父・裕亮さん「ボールを見ない技術。ボールを見てする技術は試合でまったくいきない。本人が海外に行きたいとじゃあどうしようかと。親が本気にならないと」
◆夢をかなえるためのノート
スペインでプレーするという明確な目標に向け、すでにスペイン語にも取り組んでいます。
颯亮くん(「スペイン語で)私の目標はワールドカップで多くの試合に出場しゴールを決めることです。(記者:覚えるのにどれくらいかかった?)3日、何回も聞くんだ」
ネットで翻訳したスペイン語を何度も聞き、独学で学んでいます。
颯亮くん「夢をかなえるためのノート」
ノートにびっしり書かれているのはプロサッカー選手の試合を見て気付いたことです。
颯亮くん「自分が相手にむかってドリブルすることでパスもできるし、ドリブルをできるコースになって・・・」
◆世界を見据えて、夢はレアルのトップチームで活躍
努力の積み重ねが実を結び、先月のスペインのキャンプでも高い評価を受けました。来年2月からはスペインのサッカークラブレアル・ベティスの下部組織で3か月間の練習に参加する資格を獲得しています。
颯亮くん「レアル・マドリードのカンテラ(育成組織)にまずはいって、レアルマドリードのトップチームにはいって活躍してバロンドールをとることです」
9歳にして世界を見据える颯亮くん、大きな夢の舞台へ挑みます。
Негізгі бет 福岡の「暴れん坊」サッカー少年にレアルが注目、スペインで3か月の練習
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