収録曲
7.トパーズ色の街
8.そんな暮らしの中で
9.あの娘の素顔
10.あいつが生まれた朝
11.防波堤
歌詞
7.トパーズ色の街(詞曲 大久保一久)
あの娘は小麦色の 腕で今頃
オフィスの窓辺でさ タイプうってるよ
この夏のすぎた日々を
かきけすほどの音に 何も忘れて
秋だというのに街は いまだ夏のかおりを
残しているから僕は
あの娘 思い出してしまうのさ
年より若く見える えくぼを作り
話しかけて来たのさ 人みしりせず
何げなく僕はそれに
その場のたわむれだと あいづちうった
やけつく浜辺に素足 手からサンダルさげて
むこうでよぶ声聞え
あの娘 急にかけて行ったのさ
今では トパーズ色の街が
誰かを 淋しくさせてしまう
もうすぐつめたい風 ここも吹くだろう
秋だというのに街は いまだ夏のかおりを
残しているから僕は
あの娘 思い出してしまうのさ
もうすぐつめたい風 ここも吹くだろう
8.そんな暮らしの中で(詞曲 伊勢正三)
歩き始めた子供の 笑い声が響いてる
そんな暮しの中で
芽ばえ始めた「何か」を 大切にして生きるため
日々の暮しがある
時計の針が時を 流しているわけでもなく
明日の朝
新聞の日付がただ 変わっているだけのこと
2センチ足らずの雪が 科学の街 東京を
一日でぬりかえる
その変わらぬ雪の色に 人は何を思うのだろう
変わりゆくこの日々に
寒さの中にかくれているのは 暖かさなのだから
冬の朝
目覚めたときのあと五分の幸せを
誰もが知ってる
9.あの娘の素顔(詞曲 大久保一久)
「手持無沙汰なら あの娘と飲むかい」
いつもの調子であいつが話す
冗談はやめてくれ
あの娘がほらふりむき 不思議そうな顔する
アアいつかくれた視線(まなざし) なぜか覚えて
ふと僕は幼なじみを 思い出してただけさ
「気がねせずに ほら こちらによりな」と
なげやりな態度 横目を流す
冗談はやめてくれ
煙草を揉み消しても 煙 舌で転がし
アアいつも少し悪ぶる あの娘だけれど
ふと暗い素顔見せては 僕をまどわす
10.あいつが生まれた朝(詞曲 伊勢正三)
いつの間にか 夜が明けて 土曜日へと流れる
あいつが生まれた朝に 初雪の便り聞いた
暦の色もあせる頃 さそり座を通り過ぎて
指折り数えた十月も 忘れられてしまう
窓辺の花甘く香り ゆく秋を懐かしめば
今年も暖かい冬が お前をつつんでくれる
ああ時は流れ流れて
・・・・・・・・・
誰もが皆この冬に 一年(ひととし)をふり返る
もうそれは還らない日々だけど
11.防波堤(詞曲 大久保一久)
そのうちぽつりぽつりと
落ちて来そうな空模様
防波堤をうしろに
バス待つあの娘は
ちいさな
ボストンバックと
うつむきかげんの
その目に
何かわけでもありそうな
しぐさが僕をさそう
旅人のこの僕が
ふとたずねた もう寒い街
海辺の香りにただよい
ゆきかう人はえしゃくを
あの娘はここを離れても
いつかは この町に
もどるだろ
なれすぎたこの暮らしを
ふと思い出し
バスが来るまで
年老いた二人が
別れをおしむ
旅人のこの僕が
ふとたずねた
もう寒い街
Негізгі бет 歌詞付【LP4B面】トパーズ色の街 / そんな暮らしの中で / あの娘の素顔 / あいつが生まれた朝 / 防波堤 〜( 風 アルバム )
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