言い訳をすると、自民党の東京都議補選の情勢分析を基に動画を作ったのですが「都民ファ、壊滅的」という予想は見事に大外れしました。日刊ゲンダイは自民党が凋落し、立憲民主、共産党が躍進する、という予測でしたが、こちらも大外れしました。
結果は、都民ファースト系、若しくは無所属の候補が大躍進しました。自民党は午前1時の段階で今回、補選があった9つの選挙区のうち、当選が決まったのは、府中市の増山あすか氏、板橋区の河野雄紀氏の2議席のみです。
立憲民主党に至っては、足立区で銀川裕依子氏1議席のみ。
共産党に至っては、議席獲得はありませんでした。
それに反し、北、八王子、南多摩、中野は都民ファースト系の候補者で、品川区で当選した篠原里佳氏は都民ファーストを離党し、無所属となった方です。中野区で当選した荒木千陽氏は小池都知事の側近です。
実際に選挙戦を見た江東区の場合、山崎孝明区長の息子である元都議の山崎一輝氏が最有力でした(もちろん自民党です)。そして、山崎陣営が最も強力な候補と目していたのが大嵩崎(おおつき)かおり候補(共産党)でした。なぜなら、江東区では衆院東京15区補選で当選した立憲民主党の酒井菜摘氏が大嵩崎氏の応援に入っており、先の衆院選の立憲共産党のパワーを目の当たりにした自民党は、大嵩崎氏を1番のライバルと目していたからです。
ところが、ふたを開けてみれば、当選したのは三戸安弥氏。三戸氏は区議選ではトップ当選するほどの人気を誇る候補なのですが、なにしろ無所属です。支援には都民ファーストを離れた上田令子都議が入っていました。その三戸氏が山崎氏に1万票以上の差をつけて当選したのです。
この江東区を例にとると、白票が何と15000票もあったというのです。多くは山崎一輝氏が獲得するはずの票だったのではないか、と思うのです。それほど、自民党に対する逆風が強いということでしょう。
都議補選の結果を見ると、都民は自民党にも立憲共産党にも背を向けたことになります。むしろ既存の政党に対する不信感を感じます。となると、都知事選で善戦した石丸伸二氏の今後の動きが気になります。選挙参謀を務めた藤川晋之助氏が新党を作るのではないか、という観測があり、一部では戦々恐々なのです。
9月には自民党総裁選があると言われています。ここでフレッシュかつ大胆な政治改革(例えば2世議員は、同一選挙区から立候補させない。外国人のパーティー券は認めない)などができる総裁を選べなければ、自民党は政権を失うどころか、回復不可能なダメージを負う可能性すらあると思います。立憲民主党や共産党も同じです。いつまでも内輪や強力な支援者にだけ向けた政治活動をしていれば、やがて有権者、特に浮動票から距離を置かれるのは当然と言えるでしょう。
Негізгі бет ごめんなさい!! 予想が大外れ 東京都議補選、自民・立憲民主・共産いずれも壊滅的 無所属、都民ファ系が躍進 既存政党への不信は頂点に 新党ができるかも…
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