紡ぐ糸 vol.8
2024年 4月17日(水)hall60にて
J.S.バッハ作曲:ゴルドベルク変奏曲より
西洋鍵盤音楽史上最大の傑作の誉れが高いこの作品のバッハ自身による題名は『2段鍵盤付きクラヴィチェンバロのためのアリアと種々の変奏』と何とも味気ない題だった。
それもその筈で、バッハの頭のなかには世紀の傑作を作ろうなどという大それた考えなどはなく、
学習者が家庭で学習するための教育的目的のために書かれたのであり、コンサートで聴衆に向かって演奏されるようになったのは20世紀以降だと言われている。
愛らしいテーマに続く30曲の変奏は何れも楽しく魅力的で、今では鍵盤楽器奏者だけの独占には
させじと、様々な楽器やアンサンブルで演奏されている。バッハは「そんな積もりで作曲したんじゃないのに」と驚いているだろう。私たちはこの巨大な嶺の登頂する計画を立て、何年先になるか分からない将来の全曲演奏を目指し今回は二つの変奏を加えての2回目の演奏となる。(佐藤紀雄)
二十五絃箏:木村麻耶
ギター:佐藤紀雄
ビデオカメラでの音質となっております。ご了承くださいませ。
Негізгі бет ゴルドベルク変奏曲より 紡ぐ糸
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