HEATWAVE - Early years of HEATWAVE - Unreleased / 1984-1989
00:00:00 01.僕のほころびの場所から / 1988, Tokyo
藤原慶彦:Drums & Chorus
渡辺地獄:Bass & Chorus
山口洋:Electric & Acoustic Guitars, Harp & Vocals
00:04:08 02.らん・らん・らん / 1988, Tokyo
藤原慶彦:Drums & Chorus
渡辺地獄:Bass & Chorus
山口洋:Electric & Acoustic Guitars & Vocals
00:07:52 03.HEY MY FRIEND/DON'T DIE YOUNG / 1987, Fukuoka
藤原慶彦:Drums & Chorus
渡辺地獄:Bass & Chorus
山口洋:Electric Guitars, Harp & Vocals
00:12:16 04.ツアーの歌 (東京にて) / 1988, Tokyo
藤原慶彦:Drums & Chorus
渡辺地獄:Bass & Chorus
山口洋:Electric & Acoustic Guitars, Harp & Vocals
00:16:39 05.ON MY WAY HOME / 1984, Fukuoka
大島噴火:Drums & Chorus
渡辺地獄:Bass
山口洋:Electric & Acoustic Guitars, Organ & Vocals
00:20:45 06.SWEET JANE / 1989, Fukuoka
藤原慶彦:Drums
渡辺地獄:Bass
山口洋:Electric & Acoustic Guitars & Vocals
柿木一宏:Electric Guitar
00:25:44 07.I'M WAITING FOR A MAN / 1989, Fukuoka
藤原慶彦:Drums
渡辺地獄:Bass
山口洋:Electric & Acoustic Guitars & Vocals
柿木一宏:Electric Guitar
00:32:21 08.刺 the song of HIROSHIMA / 1989, Fukuoka
大島噴火:Drums, Percussion & Chorus
渡辺地獄:Bass & Chorus
山口洋:Acoustic Guitars & Vocals
00:38:11 09.ライオン / 1989, Fukuoka
藤原慶彦:Drums & Chorus
渡辺地獄:Bass & Chorus
山口洋:Electric & Acoustic Guitars & Vocals
00:42:10 10.組曲 渡辺圭一 / 1989, Fukuoka
渡辺地獄:Bass
山口洋:Electric & Acoustic Guitars, Piano & Vocals
00:47:03 11.おやすみなさい / 1989, Fukuoka
渡辺地獄:Bass
山口洋:Electric & Acoustic Guitars, Piano & Vocals
ポリドールからリリースしたベスト盤、「LONG LONG WAY - 1990-2001-』にまとめた曲以外にも、ヒートウェイヴにはメジャーデビュー以前の音源が沢山あったんだ。ここにまとめたのはいろんなインディーズレーベルからリリースされたものではなく、眠っていた音源の数々。聴いた人が楽しんでくれれば嬉しい。
「僕のほころびの場所から」「らんらんらん」「ツアーの歌(東京にて)」は1988年にツアーで訪れていた東京のスタジオで録音した。殆ど一発録り。東京のミキシング卓は巨大で、ミキサーの椅子にはデッカい車輪が付いてて、床を滑りながらミキシングするという話を福岡時代に聞いていたんだけど、それは嘘だった。
「HEY MY FRIEND/DON'T DIE YOUNG」は1987年の録音。巻ではスザンヌ・ヴェガがもてはやされていてね。その「熱くならなさに」理由もなくムカついてたので、その勢いを借りて録音した。後にファーストアルバム『柱』でレコーディングしたヴァージョンは、よりスザンヌ・ヴェガ的なところから始まって、最後はパンクへと変化する。
「ON MY WAY HOME 」は1984年の録音。ノウハウも何も知らなかったけれど、とにかく録音してみたかった。この曲は当時リハーサルを重ねていたスタジオの地下室にて8chで録った。ミキシングルームは一畳ほどの広さしかなくて換気が出来なかったから、酸欠になりながらミックスした記憶がある。レコーディングした当時は真剣に海外のレーベルと契約しようと思っていて、せっせとテープを送ったんだけど、どこにも相手にされなかった。ニューオーダーがいたファクトリーだけは俺たちのことを絶対理解してくれると思ってたんだけどな。
「SWEET JANE」「I'M WAITING FOR A MAN」。福岡で「地獄アワー」というラジオ番組をやってたんだ。そのライヴ・セッション。当時、福岡ではカネをかけずに、やりたいことが何でも出来たんだ。このセッションを録った我々のホームグラウンド、フォニックスタジオは空き時間を安価で貸してくれたし、柿木一宏はいつだって乱入してくれた。ルー・リードは「熱くならない熱さ」を教えてくれた人。3分間の音楽で短編小説や短編映画が創れることを教えてくれた。ソングライティングの面白さもね。精神的にヒリヒリしているものを求めてたんだよね。メインストリームじゃない、アウトサイダーが創り出す音楽にエナジーをもらってきたんだと思う。彼はその中でも格別な存在だよ。
「棘 -the song of HIROSHIMA-」。スタジオの7メートルの天井にくくりつけられた2本のマイクで録音された「メガトン・ドラム」にすべては込められている。歌いたいテーマがあって、それに呼応するバンドがあって、最小限の人数でそれを実現させてる。たぶんワンテイクの録音だけど、シンプルな良さがある。発想はよかったと思うよ。自分たちでやれることはやってたし、こんな音を出すロックバンドって今も昔もないと思ってる。
「ライオン」は1989年、曲を書いてすぐに録音した。この時代、バンドは一年300日共に演奏してたんだな。そんな訳で一日に7曲位は簡単に録れた。演奏時のバンドの連中の顔は本当にライオンみたいだった。すごくビンボーなライオン。月に3万ぐらいで暮らしてたよ。どんな生活って、福岡じゃ何とか生きていけるのよ。あの当時、2000円持ってたら確実に吐けたんだもん。
「組曲 渡辺圭一」と「おやすみなさい」はライヴでも演奏したことがない。ある日、渡辺圭一が福岡の川端通りでイタリア製の中古アコーディオンを買ってきた。でもアコーディオンなんてどう弾けばいいのか分からん。で、またある日、圭一がウッドベースを買ってきた。ヤツはトム・ウェイツが好きだったし、何でも俺たちは見た目から入るから。ヤツのウッドベースは確かに味はあったけど下手クソだった。おまけに我々は教則本の類を心からバカにしてたし。で、ジョー・ストラマーがこう云ったんだな。「パンクとは態度である」。だったらその楽器のために曲を書くのが一番てっとり早い。この2曲はライヴで演奏されることも、アルバムに収録されることもなかったね。ヤツのウッドベースがその後どうなったのか? 俺は知らないけど。
#heatwave
#ヒートウェイヴ
#山口洋
Негізгі бет HEATWAVE - Early years of HEATWAVE - Unreleased / 1984-1989
Пікірлер: 1