「いただきます」と「ごちそうさま」にも祝詞があります。
この祝詞は、古事記の研究で有名な本居宣長さんの言葉です。
(端座)姿勢良く座り、
(一拝)軽く礼をします。
(一拍手)手を合わせ合掌します。右手を少し下にずらして、一拍手。指先を揃えます。
『たなつもの百の木草も天照す日の大神の恵みえてこそ』
たなつもの もものきぐさも あまてらす ひのおおかみの めぐみえてこそ
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子供のころ。「いただきます」は、食材の命に、そして作ってくれた農家さんや運んでくれた運送屋さん、売ってくれる八百屋さんなどなど、私達の元に食材が来るまでたくさんの人の手を渡ります。
お野菜の命と、そういう人たちに向かっての感謝の思いを込めて、
「いただきます」なんだよ、と教えられました。
でも、大人になって自ら自然栽培の畑をして、それだけではないことに衝撃を受けました。
それは一番初めの段階。畑を耕すと、土の環境をまず破壊します。
雑草を除去し、アリの巣を壊し、ミミズを真っ二つにしてしまったり、目に見えない土壌菌たちを殺しています。
野菜ひとつ見ても、それが作られる過程で失われる「いのち」がある。
その「いのち」も全部ひっくるめて、「いただきます」なんだ。
そう感じました。
私達のその一口に、たくさんの「いのち」があります。
そして私達は、それにより生かされています。
良かったら、畑を耕してみて下さい。
体感・経験は何よりもの学びになります。
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本居宣長記念館のHPに記事があるのでリンクさせていただきます。
www.norinagakin...
*祝詞は素人発音です。ご了承ください。
*画像はいらすとやさんより拝借。www.irasutoya....
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Негізгі бет いただきます の祝詞~食前の感謝のうた(本居宣長)
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