京都大学 全学共通科目 ポケットゼミ「有機分子たちを考えて日常生活を理解しよう」
ocw.kyoto-u.ac.jp/course/792/
第13回「鏡、筍、オリゴ糖」
年光 昭夫教授 (化学研究所)
2012年7月24日
授業の特色
最小限の有機化学の基礎知識で日常生活の有機化学を理解できることを示す。例えば、炭素―水素結合と酸素―水素結合の違いを認識できれば、油と水の違いが理解できる。この手法により、知識の使いこなし方を身につけられることが、本セミナーの特色である。
授業の紹介
有機化学の基本(共有結合の本質は2つの原子核による2つの電子の共有である。炭素や酸素の電子の最外殻の軌道は2sと2pであり、これらの軌道は形が異なり、混成することができる。ヘリウムやネオンと同等の電子構造になると(共有している電子を含む)、その原子は安定である。)のみを用いて、日常生活の(有機)化学を理解できるよう、ゼミに参加する学生にその考え方を身につけてもらう。身近な題材(授業計画に示す)を用い、最初はこちらから考え方を提示するが、その後、発展問題については学生自らが自分の考え方を述べ、さらに学生相互での議論を行えることを期待する。
授業スケジュール
第1回 水と油
第2回 分子の形とガソリンや洗剤の機能
第3回 石鹸の水の中での挙動―長鎖カルボン酸をモデルとしてー
第4回 洗濯ーなぜ、油汚れが水に"溶ける"?ー洗剤の役割ー
第5回 お酒と酢
第6回 吟醸酒
第7回 デンプンとセルロース
第8回 エステルとアミド(セルロースとデンプン、復習)
第9回 アミノ酸と蛋白質
第10回 オリゴ糖とダイエット
第11回 キシリトールと乳糖 繊維と糸、織物
第12回 髪の毛とウェーブ(「パーマをかける」って何をしているの?)」
第13回 鏡、筍、オリゴ糖
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