今回も美幌町より、小麦の可変施肥での追肥作業をお送りします。今回の施肥機はKUHNのAXIS40.2の油圧タイプで、左右のディスク回転速度が個別に変化します。そして油圧タイプの最大の特徴がデュアルレート、左右ディスクそれぞれで異なった施肥量を散布できます。そのため通常は大まかなゾーンに区切って施肥量を変化させますが、今回はプロモーション動画などでよく見かける異なる施肥量のゾーンが有機的に混ざりあった形状の施肥マップを作成しています。通常のシングルレートの施肥機でこのようなマップを作成しても、施肥量はトラクターの中心部分の1箇所のレートが散布幅全体に適用されます。デュアルレートの場合は左右2箇所のレートが反映されますので、その分ある程度複雑な形状であっても散布に反映されます。よくある誤解として、可変施肥の際は散布幅の中で異なるレートがあった場合は場所ごとに施肥量が変わるのかといた質問を多く受けますが、実際のところはシングルレートの場合は中心の1箇所のみ、デュアルレートの場合でも2箇所のレートしか反映されません。可変施肥のマップを作成する際は、どうしても場所ごとに細かくレートを変えてしまいたくなりますが、施肥機で反映できないほど細かくレートを変化させても、実際の施肥量に反映されないばかりか、当初の意図とは異なった逆効果なマップとなってしまうこともありますので、施肥マップ作成の際はその点に注意して、大まかなゾーニングを心がけると良いかと思います。
Негізгі бет Автокөліктер мен көлік құралдары 【精密農業 現地レポート#20】美幌町 小麦の追肥で可変施肥Final
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