吉野ヶ里遺跡の北側にあるいわゆる「謎のエリア」で見つかった石棺墓の埋め戻しが5日に行われました。約1年にわたる調査の結果「棺にはヒトが埋葬されていた可能性が高い」と分析しています。
【リポート・波佐間崇晃】
「今埋め戻し作業が始まりました。白い布の上から土がかけられていきます」
吉野ヶ里遺跡の北側の「謎のエリア」。5日は山口知事や県の調査チームが、去年4月に見つかった石棺墓の埋め戻し作業を行いました。
石棺墓は発見された際中に土が詰まった状態でしたが、県の調査チームによりますと棺の中で検出された「リン酸」という成分をを分析した結果、動物の遺体が入っていた可能性が高いことが分かったということです。
さらに棺からは枕状の細工も確認されたことから調査チームは「用途を考えたらヒトが埋葬されていた可能性が高い」と説明しています。
【山口知事】
「われわれの技術では判明しなかったものも、いずれ後世の研究者によって判明できるのではないかという謙虚な気持ちに至って、改めて今回埋め戻して後世に託そうと。いずれさらなる解明がなされることを期待したい」
また棺の内側に塗られていた赤い顔料の成分は、ベンガラと水銀朱の2種だったということです。
石棺墓の石蓋は埋め戻しはされず、今後も調査が続けられます。
Негізгі бет 吉野ヶ里遺跡"謎のエリア" 石棺墓埋め戻し「ヒトが埋葬されていた可能性高い」約1年の調査【佐賀県】 (24/07/05
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