JR北海道は利用者が少ない根室線の富良野-新得間をあさって31日の運行を最後に廃止します。沿線では最後の日に向けた準備が進んでいます。
JR根室線の富良野-新得間。50年前には1日6000人近くの利用客がいましたが、いまでは150人ほど。年間10億円の赤字路線で31日の運行を最後に廃止となります。
南富良野町・佐藤圭子さん(セリフ)
「こんなに楽しい学校とどうして別れなければならないのか」。
南富良野町に住む佐藤圭子さん(84)。鉄道の思い出を残そうと去年、地元の仲間とともに紙芝居を作りました。
鈴木麻友記者)
「JR幾寅駅は映画『鉄道員』の舞台となった『幌舞駅』として今も残っています」。
1999年公開の映画「鉄道員」。俳優の高倉健さんが駅長を演じるシーンが幾寅駅で撮影されました。駅にはいまも当時の撮影セットや衣装、小道具などが残されていて、年間4万人以上が訪れる観光スポットになっています。佐藤さんはここで花の手入れをしています。
南富良野町・佐藤圭子さん)
「ここに入ってきて少しでもなごんでいただいて、この土地に来てよかったと思えるよう始めた」。
そんな幾寅駅の線路は雪に埋もれています。すでに列車は走っていません。
「JR根室線の橋げたがなくなっています」。
2016年の台風で空知川が氾濫し根室線の東鹿越-新得間は甚大な被害を受けました。復旧にはおよそ10億円もの費用がかかることから、JR北海道はこの区間をバス輸送に切り替えました。
南富良野町・佐藤圭子さん)
「本当に残念というか、悔しいというかそういう思いでいっぱい」。
佐藤圭子さん(セリフ)
「紙芝居『なつかしの鉄路』はじまりはじまり」
紙芝居の練習に打ち込む佐藤さんと仲間たち。運行最後の日に幾寅駅で紙芝居を披露することになりました。
佐藤圭子さん(セリフ)
「富良野・新得間は廃線となり、今日を、本日を迎えました、現在は線路も草木で覆われ…」。
佐藤圭子さん)
「あー下手だな、なんかうまくいかないかな、読み方」。
少しでも上手に読めるようセリフの特訓が続きます。紙芝居の披露までいよいよ残り2日です。
南富良野町・佐藤圭子さん)
「少しでも懐かしかったという思いになってくれたらいいんですけど、それを願っているんですけれどそこがなかなかうまく伝わるか伝わらないか」。
▼HTB北海道ニュース 公式サイト
www.htb.co.jp/...
▼情報・映像提供はこちらから「イチオシ!!動画ポスト」
www.htb.co.jp/...
▼HTB北海道ニュースのSNS
Twitter / htb_news
Facebook / htbnews
TikTok / htb_hokkaidonews
#JR根室線 #ラストラン #富良野 #新得 #HTB北海道ニュース #北海道 #ニュース
Негізгі бет JR根室線の富良野-新得間が31日の運行を最後に廃止 沿線の人たちも「最後の日」に向け準備進む
Пікірлер: 13