千葉県の印旛沼周辺で繁殖している特定外来生物「カミツキガメ」の捕獲作業が17日、同県佐倉市で報道陣に公開された。
カミツキガメは北米などに生息する大型のカメで、漁業被害に加え、固有の生態系への影響や人への危害が懸念されている。印旛沼周辺では昭和53年に初めて確認され、その後、発見数が増加した経緯がある。
この日は千葉県の職員らが佐倉市の農業用水路に前々日に設置した15基のわなを引き上げ中身を確認。甲長(甲羅の長さ)が15センチ以下の比較的小型のカミツキガメ2匹が捕獲された。
県は平成19年度から、捕獲を開始。ピーク時の平成27年度には印旛沼周辺12769匹(推計値)が生息していたとされるが、昨年度末時点で印旛沼周辺に生息するのは9123匹(同)と個体数は減少傾向にある。今年度は1350匹以上の捕獲を目指し、カメが活動的になる6~7月に集中的に捕獲を行うとしている。
県生物多様性センターの小野知樹室長は「危険なので見つけても捕まえようとせず、市町村や警察に連絡してほしい」と呼びかけている。
Негізгі бет 「カミツキガメ」の捕獲作業が始まる
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