いつもご覧頂きありがとうございます!
相変わらず、初心者さん向けの動画ではありません。
ので悪しからず🤝
革で立体成形やりたいとき、
✓革包丁とグルーバー
✓革包丁のみ
✓グルーバーとフレンチエッジャー
✓革漉き機
✓個人のツールショップが販売する段漉き用治具
大体はこのどれかの手法で段漉きするはずです。
段漉き=平漉きとも言いますが以後、段漉きとよびます。
※斜め漉きとは違います
革包丁は研ぐのか苦手、高い
グルーバーは高い、溝が直角にはならない
漉き機は高い、置く場所がない
ツールショップの治具は高い、他にも道具が必要
一般的にはこんな感じの理由から
なんやかんやで段漉きのハードルが高いと思われがち。
しかし趣味のクラフターさんでさえ絶対に持ってる道具、カッター!
それさえあれば出来るんやで。
スピードでは機械にはもちろん負けますが、極めればカッターは次に早い工作が可能。
しかも安上がりで経済的。刃なんてオルファの黒刃でさえ500枚買っても12.804円
この際5000枚まとめて買いましょう。
漉き放題です。
今回もカッターのみで出来るよ、のハウトゥーでもなく相変わらず見て盗んでね☆
の動画。
序盤はグルーバーとカッター併用。
カッターが面まで突き抜けそうな方はグルーバーを使いましょう。
ですが、溝はUの字に掘られるので柔らかい革ならいいですがある程度硬い革になってくると段差をつけれずなだらかな斜面になってしまいメリハリのない立体成形になります。
好みなのでそれでいいならそれでいいでしょう。
しかし、中途半端感は否めません。
完璧に出来るようになってから『こっちの見た目が良いから』と言う理由で取捨選択するならいいですが、
出来ないのにこっちが良いとなるのはただの逃げと甘えです。
中途半端はお客さんからの信頼も欠きます。
中盤はカッターのみ。
グルーバーも某国産のお手頃品であれば数千円、ツールメーカーになると1万円を超えます。
それすら買いたくない、でも技術向上を目指してる方はカッター1本でも出来ますので目指しましょう。
小魚を捌くのが得意な方は包丁を水平に寝かせて3枚におろす時のコツと同じ。
カッターの刃は両刃なので若干角度を起こして水平に横から0.5mmくらい切込みを入れる。
(切込みの深さはお好みで)
そして上から刃を入れて切り離す。
この時下まで貫通させないように、面(銀面)まで突き抜けるとやり直しです。
動画内で私が使用してるのはルガトショルダーの1.7mm厚
これを1mm段漉きして0.7mm残し。
さて
全てほぼ均一に0.7mmになるように段漉きをしましたがこれが完成ではありません。
終盤のように、表(銀面)から漉いた所をヘラで抑えて段をつけます。
縦と横にしっかり直角の段差のついた漉きが出来てるからこそ崖のようにズンっと下に一段下がって立体成形になるわけです。
だから『段』漉きです。
凹凸のプクッとなった造形の美しさ、
一段下がった所に縫い目がくるので擦れずに糸が長持ちする。
段漉きはなにも直線だけではなく、よく見るのはオーバーレイやインレイパーツ、財布のふち1周etc..
複雑な形、曲線で段漉きの真価が問われると思ってます。
例えるなら
20キロマラソン走れないけど、100mなら走れる、
それくらいなら殆どの人が出来ます。
長い距離、複雑なカタチでも安定して真横に漉きを入れ、直角に切り離す、
そして立体成形した時にガタついてないこと。
無理だと思ったら、潔く専用の道具を揃えるか漉き機でやりましょう!
お金かけられないなら腕を磨く
腕を磨く時間が無駄と思うならお金をかける、
どちらにしても立体成形は目的が造形美ですから
綺麗に出来れば方法は何でもいいです。
遊びじゃありません
お客さんは大金を払って作品を購入されます。
ps.芯材使ってやるのとはまた考え方がまるで違いますので、また別の機会にどう違うのか目的と意味を動画にしたいと思います。
Негізгі бет カッターで段漉き《LeatherCraft》革を漉く 立体成形
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