パリコレに出ている88歳のケロタと
フランスで一人暮らしの花ちゃんの話。
花ちゃんは実際は20歳過ぎですが、
ある出来事をさかいに8歳のようになってしまった
たも、8歳設定にしています。お話内容は
下記になります。
【ケロタと花ちゃん】(1話)
これは、家族のいない
ケロタと花ちゃんの物語
花ちゃんに会うまでケロタは一人暮らしをし
パリコレクションに出ていた。
オシャレが好きで始めたことだったけど、
自分が空っぽになったような気がしていて…
ランウェイ終わった後にふと寂しくなり
本当の自分で生きていきたいと思っていた。
様々な人種のファッションモデルが在籍して
いるけれど、ケロタ以外は皆生き生きしていた。
それぞれ皆信念を持っていた。
ケロタは自分にはそれがないというのを
実感していた。
一方花ちゃんは、1人ぼっちで生きてきたので
20歳になった時お嫁さんになりたいと思い、
結婚相談所に行ってみた。そこでキツネさんと
出会った。
名前はキツネだけど、本当は人間なんだよと
優しい声で言うから、花ちゃんは
キツネさんと会うのを楽しみにしていた。
そうしたら、キツネさんはキツネさんだった。
花ちゃんはワンワン泣いた。
涙の海ができるくらい。
たくさん泣いた後は記憶がなくなり
花ちゃんは8歳になっていた。
8歳の花ちゃんとケロタは
偶然桜の木の下で出会った。
「どうして泣いているの?」
「僕は涙を知らない。だからこの桜の苗を
拾ったけど育てられないんだ。
よかったら一緒に育てない?」
ケロタは桜を育てたら、信念はなくても
何かが変わるかなと思っていた。
「いいよ。」
花ちゃんは言った。深いことは考えてない。
ただ桜が咲くのはみてみたいという気持ちは
あった。
(桜咲くかな。でも散るんだよね。まいっか。
また咲くこと考えよう。)
ケロタと花ちゃんは今後
モデルとデザイナーとしてサポートし合う
ことになるけど、それはまだ先のお話
ひとまずはここでおしまい。
めでたし、めでたし。
Негізгі бет ケロタと花ちゃん【1話】
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