浜松においしいと評判の店があります。JR東海道線高塚駅から車でおよそ10分。餃子専門店「七福」。2021年10月にオープン。
連日、多くのお客さんでにぎわいます。
一番人気は、ニンニクがガツンと効いた餃子。特徴は、もっちりとした餃子の皮。たっぷりのラードで焼き上げることで焼き面がパリッと、周りはモッチリとした仕上がりになります。
餃子の中身は、キャベツが多め、くどくなく何個でも食べられると評判です。この味にはまる人続出。オープンして8か月。人気の理由は。
<客>
「皮がしっかりしていておいしい餃子」「もともと50年以上、『かんべゑ』さんという名前でラードで焼く厚めの皮が売りだったので、それを今の『七福』さんがつないでくれた」
実はここ、「七福」の前は、57年続く餃子の名店「かんべゑ」でした。ご主人が高齢のこともあり、2021年6月に閉店。味を引き継ごうと、「七福」がオープンしたんです。
<「七福」代表 内藤温子さん>
「(『かんべゑ』閉店は寂しいなと思った。私も仕事をしていたのでしょっちゅう来れるわけでもなかったし、なかなか食べられるお店ではなかったので、食べられるとラッキーと思っていたからこれがなくなるのはとても寂しい気持ちになった」
『かんべゑ』が閉店することを知った内藤さんたちは、『かんべゑ』の店主、新村さんに「味を引き継ぎたい」と頼みに行ったそうです。
<「かんべゑ」元店主 新村隆一さん(84)>
「一番最初に言われた時は『本当かな?』と思ったけど、(内藤さんたちが)毎日来て一生軒目にやってくれるもんでそれで安心しました。継いでくれるのはうれしいね」
内藤さんたちは、新村さんの下で2か月間みっちり修行をさせてもらいました。
<内藤さん>
「短期間でいろいろ覚えなくてはいけないこともあったし、なかなか包むのが遅くて個数も包めなかったし大変でした。師匠はこの店のことがすごく大事で餃子に対する情熱がすごい強い人だと思います。最初のころは『こんなんじゃ店はやれん』と怒られたこともあったが、今はそういうの言われないので、ちょっとは認めてもらえたのかな」
皮から手作りの自家製餃子。修行のかいもあり、今では1日に1000個以上作れるようになりました。新村さんは、内藤さん達を見守りながら今も店を手伝っています。
<新村さん>
「味付けも自分が教えてようにやっているので『かんべゑ』の味と同じだと思うけどね。自分らもそうだったけどね。お客さんに好かれる、常連さんになってもらえれば、そうすれば何年でも続くと思います」
オープンから8か月。皮から全て手作業のため、1日にたくさんは作れませんが、完売する日もあります。
<内藤さん>「まずは、この味を守っていきたい。何とかお客様に満足してもらえるように頑張ります」
内藤さん、これからも頑張ってください。
LIVEしずおか 6月6日放送
Негізгі бет 「このままやれば何年でも続くと思う」師匠も太鼓判浜松餃子の名店の味を“ファン”の夫婦が継ぐ【愛情ごはん】
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