1949年「文芸季刊」
※作中、斎藤が読んだ詩
よい人と一生安らかにいたとて
一生この世の栄耀をつくしたとて
所詮は旅出する身の上だもの
すべて一場の夢さ、一生に何を見たとて。
この永遠の旅路を人はただ歩み去るばかり、
帰って来て謎を明かしてくれる人はない。
気をつけてこのはたごやに忘れものをするな。
出ていったが最後二度と再び再び帰っては来ない。
林芙美子
• 林芙美子
林芙美子
1903年〈明治36年〉 12月31日-
1951年〈昭和26年〉 6月28日
Негізгі бет 朗読 林芙美子『白鷺』
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