■あらすじ
狩野派の麒麟児といわれた又五郎は、狩野派を飛び出しーー伸び悩んでいた。描く絵描く絵が気に入らない。評価は下がり続け、世間にそっぽをむかれながらも、なんとか新しい工夫をこころみるが、女房のお石はガミガミパリパリのし通しで……
若い絵師とその妻をとりまく下町の人々の生活を活写した、山本周五郎の感動短編です。
■登場人物紹介
平野又五郎……狩野派の絵師。旗本の三男。
お 石 ……又五郎の女房。長く続く貧乏に耐え切れず出奔する。
狩野 信近……狩野派の長老。又五郎の師。
島田敬之助……小旗本の子。又五郎の友人。
松屋 貞造……反物商の四男。又五郎の友人。
井上孝兵衛……小旗本の子。又五郎の友人。
阿波屋加平……乾物商。芽の出ない又五郎の才能を信じ支え続ける。
五 兵 衛……長屋の差配。
お 勝 ……五兵衛の女房。
秀 ……米屋。
宇 吉 ……加平の寮の雇人。
お げ ん……宇吉の女房。
松平阿波守……阿波屋の地元の藩主。
定 七 ……お石の叔父。
Негізгі бет Ойын-сауық 【朗読】山本周五郎『おれの女房』 読み手七味春五郎 発行元丸竹書房
Пікірлер