世の中が尊王攘夷に揺れていた頃、出羽国最上の郡から男鹿の郡へ抜ける裏山道にやぐら峠と言われる険しい峠があった。その峠茶屋に響いた手毬唄。新庄あたりの武家屋敷でよく聞かれた手毬唄がなぜこのように山深いところで歌われたのか。
初出:昭和14年(1939年)2月 『少女倶楽部増刊号』
現在では角川文庫「春いくたび」などで読むことが出来ます。
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by ゆうきわたる様
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