鹿児島県警の前の生活安全部長が警察情報を漏えいした疑いで逮捕・送検された事件で、前の生活安全部長から郵送で、捜査情報が入った文書を受け取った札幌在住のライターが、HBCの取材に応じました。
“内部文書”を受け取ったジャーナリスト 小笠原淳さん
「10円不足のハンコがして押してあって、裏返しても差出人の名前が書いてないので、その場ですぐ開封してみたら、北海道とは関係ない警察の不祥事が書いてあったんです」
鹿児島県警で、3月まで生活安全部長だった本田尚志容疑者が、現職当時に入手した警察情報を第三者に郵送したとして逮捕・送検された事件。
本田容疑者は、勾留理由の開示を求める法廷で「野川明輝・県警本部長が現職警察官の盗撮事案を隠ぺいしようとしたため、記者に情報を送った」と発言しました。
これに対し、野川本部長は11日の鹿児島県議会でも、改めて「隠ぺいの意図は一切ない」と否定しています。
この捜査情報が入った文書を受け取ったのが札幌在住のライター、小笠原淳さんでした。
“内部文書”を受け取ったジャーナリスト 小笠原淳さん
「1枚目に“闇を暴いてください”という文言があった。ここに書いてあることを調べて、発信してほしいんだろうな…ということは想像できました」
月刊誌『北方ジャーナル』を中心に警察の不祥事に関する記事を多数執筆する小笠原さん。受け取った文書は、自身が記事を寄せていた福岡県に拠点を置くニュースサイトの編集部にデータで送ったといいます。
本田容疑者とは面識がありませんでした。
“内部文書”を受け取ったジャーナリスト 小笠原淳さん
「多分ですけれども…ニュースサイト『ハンター』というWEBサイトがあるんですが、(自分の)署名で鹿児島県警の不祥事に関する記事を何本か寄せていたので、おそらく、その名前を先方(本田容疑者)が記憶して、じゃあちょっとここに送ってみようと、こちらに来たのだろうかと…」
本田容疑者は、小笠原さんに文書を送った理由について、弁護士を通じて次のようにコメントしています。
本田容疑者のコメント
「小笠原記者が鹿児島県警の問題に関心がある記者であることから、書類を送れば積極的に取材をしてくれるのではないかと考えた」
“内部文書”を受け取ったジャーナリスト 小笠原淳さん
「非常に罪深いというか、まず捜査すべきは“本部長の隠ぺい行為”があったかどうか、組織のためを思ってやっていることが、結局、内部告発を守った方が組織のためになるはずなのに…きわめて不健全ですよね」
小笠原さんは、鹿児島県警の捜査を批判し、文書の任意の提出を拒否しています。2024年06月11日(火) 19時01分 更新
#北海道 #ニュース #HBC
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Негізгі бет 鹿児島県警の前生活安全部長から届いた内部文書“闇を暴いてください”受け取った札幌のジャーナリストは鹿児島県警の捜査を批判「きわめて不健全」
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