こんにちは!前回あれほどうざい文章はやめるためにビートル関係の曲はやめようと言ってたのに、舌の根が乾く前に前言撤回です。なんか急にこの曲をやってみたくなったんですみません。
この曲は私にとって、ポールが好きになってすぐに流行った曲なのですごく思い出があります。「バンド・オン・ザ・ラン」はすでに発売されてて、新しいアルバムを待っていたところにこの曲の発表がありました。
あ!その前に「ジュニアスファーム」がありましたね!あれもかっこよかったなぁ・・・ベールラインがラジオでもブンブン聞こえて、すごくかっこよく思えたものでした。
当時「バンド・オン・ザ・ラン」が大ヒットなので、次のアルバムへの期待度が高まっていたと思います。初めて予約して買ったアルバムがこの曲が含まれている「ビーナス・アンド・マース」でした。レコードに針を落として初めて聞いたその時から、カラフルなサウンドに一気にハマったものでした。
がぁ・・・いつしか月日は流れ、ある時からこのアルバムが色あせて聞こえる時が来たのです。今思えば厚化粧いっぱいのサウンドが食傷気味になったのだと思われます。今聞いてもオーバープロデュースのような部分が聞こえます。サウンドを重ねすぎて音が悪く聞こえるんですよねぇ・・・
特に顕著なのがドラムサウンドでしてこの曲にしてもドラムサウンドが聞こえなくなる部分があります。ちなみに3番のサビの部分です。きっとポールはこの部分はコーラスを際立たせたかったので、コーラスのボリュームを上げたのでしょうねぇ・・・おかげでドラムのサウンドがかき消されてしまって、ほとんどビートが聞こえません。
他にも「ワインカラーの少女」はサウンドがブルージーでロックなサウンドなのにこれまたドラムが奥まっている・・うーん残念だ!かっこいい曲なのになぁ・・・ってなわけでほとんどアルバム単位で聴くことがなくなっていました。
しかしこのアルバム侮れません。ゲストが豪華なんです。トム・スコット、デイブ・メイソン、アラン・トゥーサン・・・今作はワンマン大好きなニューオリンズでの録音らしいですが、アルバム自体ニューオリンズを感じさせる部分はそれほど多くはないです。ですが、この人たちの客演でワンランクも2ランクもクオリティーが上がっています。それも表現したくなった要素の一つです。
しっかし彼らの演奏は素晴らしいです。まずトム・スコットのソプラノサックス。実にのびのびと楽しそうに吹いてます。昔読んだニュースで彼はこの曲をワンテイクで仕上げたらしいです。サウンドチェックのつもりで吹いていたのがOKテイクになったとか・・・すごいですねぇ・・・作り込んでない自由さが感じられるのもそのせいかもしれませんね・・今回これを表現したくて一番苦労しました。所詮シンセはどこまで行ってもシンセ!本物に敵うはずがありません。しかしなんとかフレーズだけでも近づきたく、頑張って見ました。そこで気付いたのが、結構ピッチは曖昧だってことです。でもそれがまたいいんですよねぇ・・・実は今回新しい音源としてサックスのリアルなサンプリング音源を購入してたのですが、アルトサックス音源でしたので今作のソプラノサックスの音域では届かず、泣く泣くその音源を使うのは諦めました。いつかソプラノサックスの音源も欲しいなぁ・・・。
次にデイブ・メイソンのあの印象的なリフのサウンドです。これもまた長い間の謎でした。一体あのサウンドはどのギターでどのようなエフェクターを使っているのだろうか・・・最近のポールはこの曲をレパートリーにしてるようなので、確かめるために見て見ました。そしたらあのフレーズはエレクトリックシタールを引いているじゃありませんか!!なるほどそうだったのかぁ・・・あのサウンドはエレクトリックシタールだったのかぁ・・・まああのリフはそれだけでなく、普通のエレキギターも聞こえますし、ポルタメントいっぱい効かせたシンセもありますしもちろんポールのスキャットもあります。全てが混ざってのサウンドです。ですからなかなかサウンドをコピるのは難しかったです。まあワンマンとしてはこれが限界です。違うと思われるかもしれませんが許してね(爆)
あとベースラインですが、サビが3回流れるのですが、1回目と3回目はルートコードのGと5度の Dの行き来をして、上のコードがAmとかがのっかかって分数コードになっています。これが微妙なテンションを生み出しているのですが、残念ながらライブではベースラインはレコードバージョンの2番のようにDのみとなっています。これはきっとポールがベースを弾くので、コード感が掴みやすいからだろうと思いますが、マニアとしては、ここはレコード通りにGとDの1度5度の繰り返しをお願いしたいものです。ちなみに余談で脱線しますが、これと似たような事例に「バンド・オン・ザ・ラン」があります。サビのバ~ンド~オンザラ~ンって部分のベースフレーズも原曲ではCのランニングフレーズで頑張ってますが、ライブではずっとCとFの行き来をしています。これは面白くありません。やはりレコード通り分数コードで突き進んでもらいたいものです。
さてこの曲シングルバージョンではフェードアウトしていくのですが、アルバムでは次の曲へとメドレーになっています。ワンマンはこの曲になんとかアラン・トゥーサンを参加させたくって、アルバム1曲目の「ロック・ショー」でのおまけ的な彼のパートを無理やり繋げてみました。上でも述べましたが、アルバム自体それほどニューオリンズを感じる部分は多くはありませんが、このアラン・トゥーサンが弾いたピアノの部分はかなりニューオリンズを感じます。さすがニューオリンズの重鎮です。実はワンマン罰当たりにも今は「ロック・ショー」の中でこの部分が一番好きです。ピアノは当然ですし、ベースの出だしが最高にかっこいいです。そして何よりもポールのフェイクが素晴らしい!!!。この部分の歌詞があれば歌ってみたいのですが、ワンマンには全く聞き取ることができません。つくづくネイティブの方が羨ましい!正直言うと、「ロック・ショー」の歌中よりもこちらのおまけ部分にロックを断然感じます。ポールのフェイクってほんとかっこいいです。
ポールってこういったおまけみたいなのって好きですよね!ヘイ・ジュードーの後半は別格としてもハロー・グッドバイとかラム・オン(この部分はのちのビッグ・バーン・ベッドとして正規登場ですね)とか・・・でもそんな部分が本編以上に格好良かったりするんですよねぇ・・・
ってな感じで大好きなゲストの方々をリスペクトして映像に彼らの写真も載せて見ました。
さて、案の定とんでもなくうざくマニアックな文章になっています。最後にこれだけは言わせてね!あいかわらずの邦題のタイトル「あの娘におせっかい」・・・意味不明もいいところ・・・ってかこのセンス・・・でもまあこのタイトルで認知されてるからなぁ・・・確かにこのタイトルはインパクトはあるから「ヒットしたもん勝ち!」かもしれないけど、後々残る楽曲だからなぁ・・・こんなトホホなタイトルはやめていただきたい。ポールが邦題タイトルの訳を聞いたら失笑するよ!きっと!
Негізгі бет Listen to What the Man Said/Paul McCartney cover by OneManBoy
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