高齢化などで一人で買い物ができない、いわゆる買い物難民が都市部でも増えています。こうした都市部の買い物難民の救済に生き残りの活路を見出した、スーパーマーケットに密着します。
名古屋市の住宅街を走る移動スーパー「とくし丸」。緑区の「スーパーヤマダイ」が商品を提供しています。配達エリアは名古屋市緑区のスーパーヤマダイを拠点とする地域です。
さっそくお客さんがやってきました。
常連客:
「足がないんです。坂を歩くのが大変だから」
高齢化により1人で買い物に行くことができない「買い物難民」。農林水産省のデータによると、都市部でも買い物難民が増えています。スーパーヤマダイでも常連客の高齢化が進み、客足が落ちているといいます。
スーパーヤマダイ 合野高弘専務:
「緑区は山や坂が多いので、歩いて来られなくなっているお客さんもいます。免許を返納して車に乗れなくなった人も増えています」
開店前のスーパーヤマダイに現れたのは、移動スーパーのドライバー・佐藤さん。移動スーパーを運営するのは「とくし丸」といわれる徳島県の会社です。商品をスーパーが提供し、それを業務委託のドライバーが販売。売り上げを店とドライバーが分け合う仕組みです。
とくし丸 SV部 坂本 真之部長:
「自力で買い物に行くことが難しい方々は山間部をイメージすることが多いです。人口が密集している都市部に(買い物難民が)非常に多くいます」
お肉コーナーにやってきた佐藤さん。「豚の細切れ肉、そんなに量が多くないもの。高齢の単身の方が多いので」と話しながら、次々と商品をかごに入れていきます。
商品を集めたら、車に積み込みます。ここで佐藤さん何やらメモを取り出しました。
佐藤さん:
「次はこれ持ってきてほしいというのを忘れないように。毎回みかんのゼリーを買う方がいて、多めに積んでいます」
商品の準備が終わると移動販売に出発です。この日は約4時間かけて383品を新たに車に積み込みました。
移動スーパーがやってきたのは、スーパーの近くにあるお宅。到着すると、さっそく開店準備を行います。ここには毎週2回配達に来ています。すると、2人のお客さんが外に出て待っていました。
常連客:
「『とくし丸』はとても便利です」
とくし丸 坂本部長:
「後期高齢者は日本の総人口が減っていく中で相対的に増えていきます。買い物難民問題を解決するために、移動スーパーの台数を増やしていく必要があります」
この日のとくし丸は午後5時ごろ、スーパーヤマダイの店舗に戻ってきました。移動販売で売り切れなかった商品は店内に陳列。店舗で売り切る仕組みです。売れれば、その分売れ残りが少なくなり、店の売り上げにも貢献できます。
片づけが終わると佐藤さんの姿はバックヤードにありました。
この日の売り上げは9万365円。売り上げの約3割の粗利を佐藤さんとスーパーで分け合います。佐藤さんもスーパーも、利益を出すことができました。ヤマダイは今後も販売エリアの拡大や増台を検討しています。
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