1978年10月白紙ダイヤ改正、通称「ゴーサントオ」が行われた頃の名古屋駅を発着する在来線列車を紹介します。
ゴーサントオでは多数の急行列車が特急昇格or廃止、列車愛称番号が下り奇数・上り偶数へと変更、絵入りヘッドマークが導入と言ったことが有名ですね。
以下路線別に解説します。
【東海道本線】
下り0:04
上り5:01
下り側は特急しらさぎ・ひだを軸に昼間の優等列車が多く見られるのに対し、上り側は寝台特急と臨時以外では優等列車が無い状態です。ただし、豊橋から飯田線の急行「伊那」になる列車が2本あります。
変わり種は大社行きの急行「大社」でしょうか。北陸本線・小浜線・舞鶴線・宮津線を通って山陰本線に入り、さらに今は亡き大社線に直通する妙な経路を通った列車です。
寝台特急では三段と二段の列車が入り乱れており、列車間の格差が感じられます。
なお現・長良川鉄道が運営している越美南線に直通する急行「おくみの」が運休になっていますが、これは同年6月に集中豪雨に見舞われ深戸~郡上八幡が不通になった関係だそうです。同区間は12月に運転再開しています。
日中は快速毎時1本、普通毎時1~2本。昼11時台から13時台の列車本数が極端に少ないのは線路保守の時間帯を設けるためらしいです。
速度面では快速で名鉄特急と互角以上の早さを発揮するようになったものの本数の少なさでまだ負けている感じです。
快速の停車駅は現在では一部停車駅である稲沢・三河三谷がこの頃は標準停車駅です。
三河塩津・相見・西岡崎・三河安城・野田新町・逢妻・南大高・金山・尾頭橋・西岐阜がまだ無い時代なので快速通過駅が少なく感じるかもしれません。てか、この30年あまりで10こも駅が増えたんですね。
【中央本線】9:28
毎時ちょうど発に発車するL特急「しなの」にまぎれて発車する急行「つがいけ」「赤倉」の存在が目立ちます。夜行は急行「きそ」「ちくま」が主軸です。
快速毎時1本、普通毎時2本と今に比べれば本数はかなり少ないですが、大体毎時間パターン化されてきています。快速停車駅は今の停車駅からさらに金山・鶴舞を除いています。
金山が重視されるのは総合駅化されてからですね。
【関西本線】13:23
電化されるのは1982年の事なのでまだ気動車や客車列車ばかりです。
特急南紀3本、急行5本が設定されていますが1964年10月の時より本数が少なく、近鉄と競合する伊勢・鳥羽方面の直通列車も皆無でなんだか落ち目になっているのを感じます。
なお、東京から名古屋まで「出雲3号」と連結されている紀伊勝浦行きの寝台特急「紀伊」がありますが、運転停車のため時刻表上では通過扱いになっています。
15時19分発の夜行普通列車「はやたま」ですが、この列車名を名乗るのは厳密にはB寝台車が連結される新宮からの様です。
昔の時刻表シリーズ
• 昔の時刻表シリーズ
Негізгі бет 名古屋駅昭和53年(1978年)10月時刻表
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