鹿児島県内に今、全国から注目されている2人の中学生がいます。
鹿児島市の武中学校2年、頼冨果穂選手と、肝付町の高山中学校2年、田中洸選手です。
2月18日から中学生の日本代表として海外遠征を控えている2人に、バレーボールへの思いを聞いてきました。
鹿児島市の武中学校。バレー部のキャプテンでエースとしてチームを引っ張るのは、2年生の頼冨果穂選手です。
身長は173センチ。
全国的に見ると決して高い方ではありませんが、豊富なジャンプ力を誇り、一番の武器はバックアタックです。
頼冨選手
「スパイク練習が一番楽しいです」
頼冨選手は全国の中学生から12人のみが選ばれる、中学選抜に2年生で選ばれ、1月、東京で行われた合宿にも参加しました。
頼冨選手
「みんなレベル高くてすごいなと思うけど、自分も負けないように自分の持っている力を全部出すことができてアピールできた」
井上美南海監督
「どんなボールでもどんなところから上がってきても打ち切って決めてくれる非常に勝負強い選手です」
チームメート
「明るい元気すぎる」
「メリハリがちゃんとついているからふざけるときはふざけるけど、バレーの時は人が変わる」
頼富選手
「いいこと言う」
「うれしいです。ふふふ」
「ただいま~!」
母「は~い、おかえり~!」
父
「どうだった?きょうバレーは」
頼冨選手「疲れた!」
父
「ちゃんと練習した?」
頼冨選手
「うん!」頼冨選手の父・勇治さん。
身長は、なんと195センチ!
実業団でもプレーした元バレーボール選手です。
さらに、母・美貴さんもママさんバレーで全国優勝を成し遂げた経歴を持つバレーボール選手。
姉の朱加さんは鹿児島城西高校でバレーボールをしていて、まさにバレー一家の頼冨家。
Qどんな娘さんですか?
父・勇治さん
「どんな娘?明るくバレーが好きなやつですね。僕も嫁も長女もバレーをしているので、いつも3人からダメ出しをくらうね!いつもね」
小学1年生の時に姉・朱加さんの練習についていき、本格的にバレーを始めたという頼冨選手。
朝起きた瞬間から夜寝る直前までいつも、バレーのことを考えているといいます。
Qどこに行ってもバレーのことばかりで嫌になったりしないんですか?
「ううん、嫌になったりしない」
バレーが好きすぎるエピソードをお父さんが教えてくれました。
「(果穂さんが)オーバーの練習を寝る時にしていたんですけど、疲れてこのままボールを置いてこのまま寝るというのはありますよ」
その時の写真が残っています。なんと!顔の上にきれいにボールが乗ったまま寝てしまっています。
頼冨選手
「練習していたのは覚えているんですけどボールを置いたのは覚えていない。いつのまにか寝ていました」
バレーが大好きな14歳。
2月18日からはイタリア遠征も控えています。
Qイタリア行きますけどどうですか
「実感ないですね、まだ本当にイタリアに行くのかな…と。料理が楽しみです(笑)。バレーも自分の持っている力を出せたらなと思います」
そして、その先に目指しているものは…。
「日本代表でオリンピック。優勝…したいです」
高山中学校。
教室に入ると、周りと比べてひときわ背の高い生徒が…。
「I want to be famous.」
バレーボール部2年の田中洸選手。
身長は中学2年でなんと190センチです!
田中選手
「まだ伸びていると思います」
クラスメート
「(田中君は)ちょっと優しいけど、ちょっと意地悪で僕のことが大好きです」
担任の先生
「どちらかというとおとなしいですけど、お願いごとしたときには『わかりました』と素直に言ってくれる」
少し恥ずかしがり屋であどけなさが残る田中選手ですが、コートに立つと…
印象はがらりと変わります。
田中選手も頼冨選手と同じく中学生の全国選抜に選ばれました。
田中選手は左利きのアタッカーで、最高到達点は329センチ!
高校生の中に入っても劣らない高さと安定したレシーブも持ち味です。
部員が8人しかいない高山中バレー部ですが、エースとして1月の新人戦の県大会でチームを学校史上初の優勝に導きました。
田中選手
「スパイクの打ち分けと下だけに打つのではなく、高い打点から長いコースに打ったりするところ(が強み)」
吉村監督
「鹿児島の宝としてこれからも頑張ってくれると思います」
田中選手も2月18日から日の丸を背負いイタリア遠征に参加します。
田中選手
「周りから「え、こんなにレベル上がったの?」とびっくりするぐらいレベルを上げてきたいです」
田中選手
「支えてくれた人たちに感謝の気持ちを持って、バレーをしている人たちを勇気づけられるような選手になりたいです」
世代を代表する2人の中学2年生。
鹿児島への思いを胸にこれから大きく羽ばたいていきます。
Негізгі бет 夢は大きく世界一! 鹿児島から世界へ 将来が楽しみな2人の中学生バレーボーラー (24/02/12
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