今、木造のマンション建設が相次いでいます。環境にやさしいだけでなく、木造でも火事や地震に強いという新時代のマンションを取材しました。
■燃えてしまわない? 気になる「耐火性」
今年、地上18階建て、国内最高層の“木造”オフィスビルが着工するなど、今、新たな挑戦が相次いでいる木造建築。
去年から続々と建てられているこれらのマンションも、すべて木造です。
木造建築はエコやCO2削減の観点から世界的なトレンドになっています。
木の香りが漂うエントランスだけでなく、部屋にも随所に木が使われていて、木のぬくもりを感じることができます。
木材は快適な湿度を保つ性質があるほか、衝撃吸収力に優れていて足腰への負担も少ないといいます。
しかし、木造といえば気になるのは、燃えてしまわないかということです。
三井ホーム 賃貸住宅推進グループ
依田明史グループ長
「これ(耐火性)はRC(鉄筋コンクリート)造と全く同じという評価であります」
「(Q.耐震性も心配)(RC造と)変わらないですね」
■98%の入居者が木造マンションに「満足」
構造材を石膏(せっこう)ボードなど火に強い素材で覆い、1時間の耐火性能を実現しました。
さらに、木造の軽い建物を強い壁で支えることで、鉄筋コンクリートと同等かそれ以上の耐震性を持たせているほか、断熱性・遮音性にも優れています。
取材したマンションは2LDKや3LDKで、賃料は13万円(共益費込み)から。周りのマンションの1.4倍ほど賃料が高いにもかかわらず、満室です。
入居者へのアンケートでは、98%の入居者が木造マンションに「満足」と回答しています。
依田グループ長
「事業主が求められる利回り、収益というのが確保できる。かつ入居者にとって暮らしたい、これだけの家賃を払ってでも暮らしてみたいと思える建物をどう提供できるかというのが、ポイントだと考えております」
「(Q.今後も木造マンションを手掛ける?)今後も手掛けていきます」
(「グッド!モーニング」2024年5月21日放送分より)
[テレ朝news] news.tv-asahi.co.jp
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