皇子でありながら盲目であったために逢坂山に捨てられた蝉丸。その姉である逆髪は、名前の通り髪が上に向かって生えており、そのために狂人となっていました。御所をさまよい出て、いつしか逢坂山にたどり着いた逆髪は、小屋の中から琵琶の音が聞こえてくるのに気づきます。その小屋で琵琶を奏でていたのは弟である蝉丸で、博雅三位(源博雅)に小屋をしつらえてもらっていたのでした。二人は手を取り合って、互いの身の不運を嘆き悲しみ、慰め合います。やがて逆髪はその小屋を立ち去り、蝉丸は姉の姿を見えない目で見送るのでした。
この仕舞は、御所をさまよい出た逆髪が逢坂山にたどり着くシーンです。
Негізгі бет 奈良女子大学 仕舞 蝉丸道行
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