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00:00 OP
03:08 学習と個別最適化
06:26 10代の脳
14:04 発達障害
17:05 複雑性トラウマ
️20:07 本日の宿題
本日は「脳の理解変化」というテーマでお話しします。
脳のことがよくわかってきたというか、今までわかっていたことがSNSやKZitemで拡散されやすくなったというか、KZitemrなどインフルエンサー、匿名アカウント、色々ありますけど、そういう身近な人たちの悩みごとが可視化されて、それと研究が結びつくようになったというか、情報が素早く移動するようになったというか、壁がなくなったというか。
何と言えばいいかわからないですが、基本的に脳の理解というのは急速に高まってるなという風に思います。
それで僕自身も臨床に対する理解度が、本当にKZitemやSNSなど色々なものを通じて深まっているというか。
正確に言うと教科書的な知識としては知っていた、情報としては入っていたのだけれど、自分の臨床とのリンクというか結び付きが弱かったというか、どこか腑に落ちてなかったというか。
だけど急激に実例と研究と、そして教科書との行き来がどんどん進むことによって、道が太くなって理解が進んでいるというか、そういう実感はあります。
プラス、僕のところでは一緒にリョーハムさんなど当事者の人と一緒に働いていたりもしますし、自助会もあって診察室以外のやりとりとかもあるので、より臨床が見えてきているというか、そういうのがあります。
そういう中で、僕だけじゃなくて、他の患者さん、他の当事者の人、他のインフルエンサーの方も、やはりこれは脳だよね、という風に考えることが増えているみたいです。
若い世代ほど心は脳なんだ、心というのは物質なんだ、脳という物質が生んでいる現象なんだ、いわゆる機械論的な心の構造というものの理解というか親和性が高まってるようです。
難しいことを言ってますけど、とにかく今回は、もう一回脳の理解というのはどうなの、という話で動画を撮って、皆さんと共有したいなと思います。
◾️学習と個別最適化
なぜ脳の理解が、研究と実際の現場でのリンクが強まったかということですけど、これは学習です。
どういう風に教育すればいいのか、どういう風に人は認知してるか、どういう学習をしたらいいのかということがすごく研究されていて、その結果、この「学習」というのは、子どもの学習もそうだけれども、大人の生涯学習もそうだし、ビジネスの世界で会社をどういう風に運営するのか、どうやって人材を育成すればいいのか、モチベーションを高めていけばいいのか、そういうことが研究されてきており、その結果、個別最適化する必要があるということがわかったんです。
当たり前じゃないかと言われたら当たり前な感じがしますけど、でもそれが脳の構造的にそうなんだろうなということがわかってきてるし、それが蓄積されているという感じです。
そしてそれらの知見が一般のところでやられているところなどが医学の世界にも来ているというようなイメージです。
医学の中の発見もそっち側に行っている。
そういうことで個別最適化なんだろうということがわかってきてる、と。
じゃあなぜ個別最適化しなければいけないのか、なぜ個別最適化したような学習が必要なのかというと、人それぞれ脳レベルでかなり違うよねということがわかったということです。
教育や環境が違うから、文化背景が違うから個別最適化が必要というよりは、もうちょっと根本的なところで、生物学的なレベルからかなり違うよねということがわかってきたからだと言うことです。
うん、難しいね、今日は。
難しいですけど、何となく聞き流してください。
実際、臨床や教育現場、会社の現場ではどういう要素が注目されてるか。
一言で脳と言っても色々な側面があるわけです。
多様な側面がある。
東京とはどういうものですか、と言った時に、色々な側面があるじゃないですか。
ラーメン店が多いよ、日本の首都だよ、と色々な側面がある。
脳といっても色々な側面があり、その色々な側面のうちのどのポイントに注目するかということですけど、この10代の脳、発達障害や知的な問題、トラウマはやはり注目されているし、現実応用の余地がすごくある部分として注目されてるかなと思います。
ストレスから来る、心身の疲弊から来るうつという脳の変化、うつ状態になるという脳の変化は割とポピュラーになってきてるし、HSP(繊細な人、不安になりやすい人)という脳が持っている構造、生まれ持った違いというのも割とポピュラーになってるんですけど、そこ辺の領域も大事なんだけど、ポピュラーになってきていて、ここら辺のところがまだあまり知られてないけど、とても重要だという風に考えられてる分野です。
前書きが長いですね、今日。
いきましょう。
◾️10代の脳
10代の脳というのは、大人の脳、30代、40代の脳と大きく違うということがわかってきてるんです。
それはなぜかというと、やはり子どもの脳というのはまだ成長過程だからだということです。
学童期、思春期以前の子どもは小さいので、大人とは違うなという感じは直感的にわかりやすいんですけど、中学生以降になると身体も大きくなってきてますよね、中学、高校生になると。
だから何となく大人と同じような感じで話も通じるし、大人と同じなんじゃないかと思いがちですけど、いや結構脳は違うよね、ということがわかってきてる。
そもそも脳みそというのは、知的能力(論理的に考える力)だったり、情動的な能力(感情のコントロールをする力)、社会的な能力、ルールを守ったり、友達と仲良くする、そういう能力というのはやはり成長していくし、だけど成長のスピードというのは人それぞれ違うんですよ
知的能力がガッと伸びた後に情動能力が追いついてくることもあれば、先に社会的な能力の方が身につきやすい。
兄弟がいると下の子の方が社会的能力の成長は早いです、上の子よりも。
そういう成長速度というのは大きな違いがあったりするんですよね、環境や遺伝子によって。
まず前提としてそういうのがあります。
思春期の脳というのは、学童期の脳よりも感情コントロールが困難になるということがわかってる。
それはなぜかというと、性ホルモンが活性化し、心身のバランスがグッと崩れつつも、急激に身体が成長していくからです。
脳の成長もグッと起きるから、それにつられて、感情コントロールが苦手だったりします。
ホルモンの影響を受けるので、男性ホルモンの影響で攻撃的になったり、女性ホルモンの影響で不安定になったり、女性ホルモンというか生理が初めて始まって情動が乱れたり体調不良になる、心身の不調になる、ということがあります。
それは子どもの時の方が大きい、と。
ドパミンの影響も受けやすいんです。
だから興奮する、楽しいことに対する影響を受けやすくて、我慢しにくいんです。
だから誘惑に弱いんです。
誘惑に弱いから楽しいことしたいし、遊びたいし、勉強をするよりも、苦手なことをするよりも楽しいこと、やりたいことをやりたくなってしまうという感じです。
なので依存症になりやすいんです。
子どもの時に楽しいことは依存症になりやすい。
子どもの時にアルコール、違法薬物、大麻、ギャンブル、色々覚えてしまうと、大人になってからやめにくいし、依存症になりやすいんです。
リスクが上がる。
リスクは上がります。
子どもの時の脳は柔らかくて吸収が早いんです。
吸収が早いということは、逆に依存症にもなりやすいということなので、子どもの時にそういうものに触れてしまうと、ゲーム依存、インターネット依存、SNS依存にもなりやすいよということです。
ドパミンが気持ち良いんですよ、興奮することが好きなんで。
例えば暴走族のバイクみたいな。
スピードが出る時にドパミンが出るじゃないですか。
あれが気持ちいいから、スピード出したり、危険な遊びが大好きなんです。
危険な遊びが楽しいし、大人に反抗することも大好き、楽しいんですよね。
気持ちいいというか、ドパミンが出るので。
高揚してそれが病みつきになってしまうというのも10代の脳の特徴だと言われています。
あとは仲間の目をすごく気にするようになるんです。
同世代の他人の目を気にするようになって、それが劣等感につながることもあれば、その結果、仲間から認められたくて悪ふざけをしたりとか、仲間が喜んでくれるからSNS炎上みたいなこともしてしまうんです。
これはそういう特徴です。
結局、集団心理が働いたり、集団の狂気が生まれやすい。
集団の狂気が生まれやすいんですね、仲間の目を気にするから。
だからすぐ嫉妬したり、すぐ劣等感を感じたりとかするので、もう過密なんですよ、情報の行き交いが。
かつ感情のコントロールが全員苦手だから、グチャグチャグチャグチャしてる。
そういう中で、ガス抜きのためにいじめが起きたり、暴力が起きたり、トラウマになるような出来事が起きたりします。
スケープゴートにされた人たちというのは、記憶に残りやすいんです、いじめられたりすると。
10代の時というのは、大人になってからいじめられるよりも記憶に残りやすかったりします。
それは脳が吸収しやすい時期ですから。
あとは仲間の目を気にするのでSNSをやめられないし、SNSでの活動にすごく左右されやすいということがあったりします。
あとは脳とは関係ない、関係ないというか、よくあることとしては性被害の問題というのが実は多かったりするよというのはよく知られてます。
そこに近づいていってしまうんですよ。
★動画の文字起こしはこちらのnoteに【全文掲載】されています。
note.com/wasemenblog
(文字起こし自体がない動画もあります)
Негізгі бет 脳の理解変化-学習と個別最適化
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