「祇園精舎~波の下にも (壇ノ浦)」
薩摩琵琶:後藤幸浩
祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色
盛者必衰の理をあらわす
奢れる者も久しからず ただ春の夜の夢の如し
猛き者も ついには滅びぬ
ひとえに風の前の塵に同じ
思いぞ出る元暦の 春暮れ方の壇ノ浦
しのぎを削る合戦は 千船万船入り乱れ
源氏平家の強者の 鎧の袖をかすめ来て
飛ぶは角木か鏑矢か
二位殿はこの有様をご覧じて
幼き帝を抱き奉り
"君は万乗の主と生まれさせ給えども 悪縁にひかれ 御運すでに尽きさせ給いぬ
この国は粟塵辺地とて心うき境にてさぶらえば 極楽浄土とてめでたき処へ具し参らせさぶろうぞ"
と再びしっかと抱き奉り
"波の下にも都のさぶろうぞ"
と慰め奉って 千尋の底へぞ入り給う
#薩摩琵琶 #後藤幸浩
Негізгі бет 琵琶:後藤幸浩 「祇園精舎~波の下にも (壇ノ浦)」
Пікірлер: 3