所在地:千葉県佐倉市宮小路57,60,61番地
【佐倉武家屋敷概要】
城下町佐倉の面影をいまに残す土塁と生垣の通りに面して、「旧河原家住宅」(千葉県指定文化財)、「旧但馬家住宅」(佐倉市指定文化財)、「旧武居家住宅」の3棟の武家屋敷が現在公開されています。3棟とも江戸時代後期の建築で、佐倉藩士が暮らしていたものです。
旧河原家住宅は、市内に残る武家住宅の中で最も古いものとされ、展示された調度品に佐倉の武士の生活様式を垣間見ることができます。
旧但馬家住宅は、当時より現在の場所に建っていた武家屋敷で、建物内の見学・休憩ができます。
旧武居家住宅は、移築にともない出土した武家屋敷関連の資料の展示が見られます。
年5回特別公開を行っており、旧河原家住宅の建物内に入って見学することができます。通常は建物の外からの公開になっております。
【旧河原家住宅(千葉県指定有形文化財)】
千葉県佐倉市宮小路町、鏑木小路(かぶらぎこうじ=現・宮小路町)にある旧河原家住宅、旧但馬家住宅、旧武居家住宅の3軒で構成されている佐倉武家屋敷。
その中でも最大の屋敷とされているのが旧河原家住宅です。建築様式などから18世紀後半に建てられたと推定されており、佐倉に残されている武家屋敷で現存する最古のものと言われています。
河原家は家禄300石の上級武士で、以前は50mほど東に建っていました。
平成元年に移築復元整備が行なわれ、弘化2年(1845年)の『河原喜右衛門江屋敷相渡帳』などから式台付きの玄関や次の間、中の間、縁側も復元され、展示された調度品などから往時の生活を偲ぶことができます。旧河原家住宅は、千葉県の有形文化財に指定。日本遺産「北総四都市江戸紀行 ~江戸を感じる北総の町並み~」の構成資産にもなっています
(北総四都市=佐倉、成田、佐原、銚子)。
【旧但馬家住宅】
平成2年に南側の土間部分を往時の状態に復元。
旧所在地と同一地点に復元されており、屋敷の裏手には茶が茂る菜園となるなど屋敷地の形状や植栽からも往時の武家屋敷様子が垣間見られる貴重な武家屋敷です。
但馬家の庭や樹木、裏庭の様子などは、往時の状況が継続されている事になり、外観的には最も当時の武家屋敷の風情を残している。
19世紀前期に建てられ、150石取りの藩士が暮らしていた旧但馬家住宅です。
台所にあるカマドには、毎日火を入れて茅葺屋根の保護のため煙でいぶしています。
旧但馬家住宅は、19世紀前半の建築で、河内十郎左衛門屋敷地ののち、天保年間(1830~44)以後は100石取の井口郡内がこの屋敷に居住していたことが記録に見えます。
1872年の時点では、旧禄高20人扶持の岡田陽助屋敷(佐倉城外45番屋敷)でしたが、1875年に旧佐倉藩士の但馬氏がこの屋敷を購入しました。
1990年には佐倉市が復原整備し、この時に失われていた南側の土間部分を往時の状態に戻しています。
【旧武居家住宅】
江戸時代後半に建てられたと推測される武家屋敷で、明治33年に武居氏が取得したため、旧武居家住宅と称しています。国の登録有形文化財にも指定されています。
19世紀中期以降に建てられ、90石取りの藩士が暮らしていた旧武居家住宅。現在は、武家屋敷や城下町に関するミニ資料館となっています。
日本遺産「北総四都市江戸紀行 ~江戸を感じる北総の町並み~」の構成資産にもなっています(北総四都市=佐倉、成田、佐原、銚子)。
【侍の杜(鏑木小路市民緑地)】
武家屋敷通り沿い(旧佐倉藩武家屋敷群内)武家屋敷駐車場西隣りにあります。
江戸時代は旧佐倉藩士2家分の武家屋敷のあった敷地を利用した市民緑地です。
土地所有者のご協力のもと、市民や観光利用の方に開放されています。
公益財団法人 佐倉緑の基金(別ウインドウで開く)により管理されており、座敷前庭や裏庭など佐倉藩の武家屋敷地独特の植栽景観について、解説看板を見ながら分かりやすく学ぶことができます。また、江戸時代の書物「古今佐倉真佐子」掲載植物園も整備されています。
旧佐倉藩士の剣術練習木(復元イメージ)や、旧佐倉藩士が使用していた素掘りの深井戸に加え、江戸時代に使用人や裏庭の畑を耕すための農民が出入りする際に使用した迂回路など、江戸時代の武家屋敷の様子を偲ぶことができます。
#千葉探訪大浦三右衛門
Негізгі бет 【千葉探訪】佐倉散歩・武家屋敷 "城下町佐倉の面影をいまに残す" Sakura Samurai Residence
Пікірлер: 5