若松孝二監督が代表を務めた若松プロダクションの黎明期を描いた映画『止められるか、俺たちを』続編である本作は、若松監督が名古屋に作ったミニシアター「シネマスコーレ」(1983年開館)を舞台にした青春群像劇。
熱くなることがカッコ悪いと思われていた1980年代。ビデオが普及し、映画館から人々の足が遠のき始める中、それに逆行するように、若松孝二(井浦新)はシネマスコーレを立ち上げる。
映画界への未練が断ち切れず、支配人を引き受けることになった木全純治(東出昌大)。映画監督を夢見ながら、「女性・才能なし、そして……」と三重苦のために虚しく時を過ごすしかないアルバイトの金本法子(芋生悠)。そこに若松孝二に憧れ、金本と同じように監督を目指す映画少年こと若き日の井上淳一(杉田雷麟)が現れて、それぞれの〈青春〉が大きく動き始めるが……。
映画批評家であり、自身の初監督作品がシネマスコーレでも上映された経験を持つ切通理作は本作をどのように観たのか――?
【作品情報】
映画『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』
監督・脚本:井上淳一
出演:井浦新、東出昌大、芋生悠、杉田雷麟 ほか
公式HP: www.wakamatsuko...
●聴き手、撮影、編集:今井あつし
Негізгі бет 切通理作『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』を語る
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