日本三大提灯祭りの一つといわれる二本松提灯祭りは毎年10月4日から6日にかけ
て行われる。見所は初日の宵祭りだ。二本松神社の大祭で、各町内から鈴なりの
提灯をつけた7台の太鼓台が繰り出し神社の篝(かがり)火を紅提灯に点火する。
神楽の上に付いている飾りは稲穂を表現しており、相当な高さのため電線の下を
通る時には畳まなくてはいけない。
約360年も続く伝統行事だが、現代ならではの苦労までは想像出来なかったのだろ
う。こうした状況を考慮して、7台の太鼓台が集結して一斉に出発するローター
リー付近の電柱は、最初から高目に立てられたという。
今年の祭りは大震災や原発被害からの、復興の意味も込められた。二本松市は浪江
町から近いことから、町民をはじめ避難を余儀なくされた近隣の人が大勢暮らし
ている。通りに並んだ出店にはたくさんの人が訪れ、人気の浪江焼きそばには長
蛇の列が出来ていた。
祭りのお囃子(はやし)や暗闇に揺れる約3千個という提灯を見ていると気分が
高揚する。仕事を一週間休んでまで参加する人が多い、というのもうなずける。
若宮若連の一人が言ったように、祭りで福島に元気を与えていた。
取材・動画編集:安田希代美|撮影:渡部克彦・千葉胤典
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