マンションリノベvol.4(前編)
今回は中古マンションをフルリノベーションしたお話です。
管理規約によって出来ること出来ないこと様々ありましたが、見違えるような空間になったと思います。
この動画のマンションデータは「築25年・約67㎡(神戸)、3LDK」といった物件です。
内容としては、「ご夫婦と小さなお子様3人の5人家族。テクタのM21ダイニングテーブルとアイランドキッチンが希望」。
設計段階では2つの希望が入った最高の間取りができました。
が、しかし
結果的には2つの希望は現実として叶いませんでした。
その理由は「マンションの管理規約」によるものです。
コンクリートにビス(コンクリート釘)を打てなかったからなんですね。
鉄筋までは届かない(躯体に影響のない)程度のビス打ちも許されないとのこと‥
なぜビス打ちがしたいかというと、アイランドキッチンを設置するためには、床下に配管を通す空間が必要となります。
当然、床のラインが上がってきます。
そうすると、天井高が2,400mm程度が多いマンションにおいては、天井を剥がして躯体をむき出しにし、ダウンライトのダクトレールを回したい。
ここで、ダクトレールを固定するためのビス打ちが必要となります。
では天井内に懐を造ってダウンライトの配線を回そうかな‥
床は上がってるし天井は下がってるしで圧迫感が半端じゃない!
「全ては管理組合(規約)による」ということですね。
これってマンションの資産価値を下げてませんか?
表面が綺麗になっただけのリフォームで暮らしは変わりません。
暮らしを激変させるには「フルリノベーション」が絶対です。
ならば自治会(組合)が先導して自分たちのマンションの資産価値を上げるために、管理会社を動かして規約を刷新することに尽力すべきではないか。
時代とともに間取りも人も変わらないといけません。
それに応える工事の自由度が上がれば、相場よりも高く売却のできる可能性、人気のある物件づくりにも繋がるでしょう。
人気のない物件が集まった中古マンションは、おのずと価値が下がります。
同じマンションの住人皆の意識改革をおすすめします。
時代の流れもあって、築20〜30年の中古マンションでも、しっかりとした管理組合がある場合は見直しがされているケースもあります。
新築マンションではほぼOKになっている印象ですね。
【新築・中古を問わず、最近ご相談の多いマンションリノベに関して】
しかしながら、私は新築戸建ての設計や建築を主としています。
理由は美しい街を創りたいたいから。
美しい街は資産価値と、それを守る住人の意識を生みます。
街や住人、意識や価値のトランスフォーム(一変させる)ですね。
だからリフォームやリノベーションに興味があまりなかったんです。
ただ、知人や関係者からたっての要望があると見てみぬふりができず・・。
私が関わることで一人でも幸せな方が増えるのなら、という想いです。
マンションであれば、一旦(ほぼ)スケルトンにしてのフルリノベーションが、設計の醍醐味を感じて頂けます。
戸建てリノベーションの場合はいろいろと限界がありますので・・
美しさも居心地もメンテナンス性も、全ては設計力です。
新築住宅・注文住宅だけでなく、リフォームやリノベーション、DIYを検討されている方にもオススメです。
皆さん楽しんでご覧ください。
【チャプター】
00:00 イントロ
00:18 オープニング
00:55 玄関のリノベ紹介
05:30 トイレのリノベ紹介
06:40 洗面室のリノベ紹介
08:37 浴室のリノベ紹介
10:10 子ども部屋のリノベ紹介
13:30 マンションリノベの設計の妙
16:02 床のリノベーション紹介
17:38 リノベーションの資産価値
25:57 アウトロ
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Негізгі бет 【ルームツアー | 中古マンション(築25年・67㎡)フルリノベvol.4(前編)】管理組合の改革を!資産価値と暮らしの向上に不可欠な「ビス打ち」▶小さなマンションでも◎DIY、リフォームを検討中の方
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