蔵出しシリーズ・・・ライチョウ【真っ白な冬羽 〜 ヒナ誕生】
15年前に撮影した既出の映像をまとめてみました。
ライチョウは鳩よりひと回り大きく乗鞍岳、赤石山脈、頸城山塊、御嶽山、木曽山脈などの高山帯で繁殖し、生息数は2000羽ほど、絶滅危惧1B類(EN)に指定されている希少種です。
撮影した立山は2021年の調査では324羽が確認され中部山岳地域で最も生息数が多く、立山黒部アルペンルートでアクセスもよく観察しやすいところです。
日本では古くから山岳信仰が盛んで、ライチョウは「神の鳥」として崇められ大切にされてきたおかげで人を恐れず、室堂の遊歩道でよく見かけることができます。動画の砂浴びのシーンも珍しくなく人を気にせず堂々と砂浴びを続けハイカーは避けたり砂浴びが終わるまで待っていたりします。
神の使いに相応しい真っ白な冬羽のライチョウに会うにはアルペンルート開通後すぐに行かないと出会うのは難しくG.W.前がよいでしょう。
5~6月になるとつがいが形成され、オスは縄張りを守るため見晴らしの良い所に出てくるので、もっとも観察しやすい時期でしょう。雪が融けた遊歩道には砂浴びをした窪みがあるので、気長に待っていれば砂浴びを見ることもできます。また近くにメスがいたなら巣も近くにあるかも知れませんので驚かさないよう注意しましょう。
7月になるとかわいいヒナに遭遇するチャンスもあります。メスはヒナの近くで甘い鳴き声でヒナを誘導しながら採餌していて親子連れの微笑ましいシーンが見られます。そのころオスは縄張りを持つことを止めてしまうのでヒナと一緒というシーンは、ほとんどなく気ままに採食しています。
この動画は運よくたった4回の来訪で撮影できたのですが、室堂でライチョウに会える確率はひじょうに高いと言えるでしょう。時間帯は午前中が圧倒的に多く、それもハイカーの往来の少ない時間帯だったので、できれば一泊し早朝からの観察がおススメです。
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Негізгі бет ライチョウ【真っ白な冬羽 〜 ヒナ誕生】Rock ptarmigan(Lagopus muta)
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