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【ストーリー】
若かりし頃を回想するある男がいた。
真夜中を告げる12回の鐘の音が鳴り響いている。
彼の意識の世界では、これまで彼が作曲してきた音楽の精(ミューズ)達が音楽に合わせて陽気に踊っている。
彼の若かりし頃の挫折経験として、心の奥底に眠っているあるミューズを除いては・・・。
晩年を迎えようとしている“ある男”が、心の奥底で閉ざしていた若き日の記憶と出会う物語。
【Cast】
〈A Man〉 刑部星矢
〈Symphony No.1〉 渡辺栞菜
〈Muse〉
山本開斗 ネレア・バロンド
山田佳歩 大島沙彩 鈴木恵里奈 須谷まきこ 福田真帆 別府佑紀
大森康正 新井悠汰 北爪弘史 孝多佑月 三船元維 伊藤龍平
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セルゲイ・ラフマニノフ【交響的舞曲】
『交響的舞曲』はラフマニノフ生涯最後の作品で、1940年アメリカのロングアイランド州にて作曲されました。
本楽曲は、当時ディアギエフ・ロシアバレエにて世を魅了していた代表的ダンサー・振付家の「ミハイル・フォーキン」によってバレエ化をするために作られた作品としても知られています。
本楽曲の大きな特徴として、ラフマニノフの楽曲で初めて「サクソフォン」を取り入れた作品であり、各楽章の副題には「真昼」「黄昏」「夜中」という副題が付けられていたといった点があげられます。(後にこの副題は削除される。)
〈ラフマニノフの若き日の挫折経験〉
中でも印象的なのが、ラフマニノフの若き日の挫折経験である“交響曲第1番”の旋律が、この晩年の作品『交響的舞曲』にて取り入れられている(とされる)点です。音楽院の卒業公演で披露した「アレコ」がロシア最大の劇場、ボリショイ劇場にて初演され、ラフマニノフは一躍有名に。
その後作曲家としての人生の大勝負『交響曲第1番』を作曲・ 発表をしますが、それがなんと歴史的大失敗に終わり、大批判を浴びてしまったと言われています。
当時『交響曲第1番』を指揮をしていたのはグラズノフ。
本公演では彼が作曲した『ライモンダ』が同時上演されるところも、何だか因果関係を感じてしまいますね。
ラフマニノフはこの失敗を機に、「神経衰弱」とい精神病にかかり、その後約3年間、作曲ができなくなってしまったと言われています。
〈青春の回想と死の予感〉
ラフマニノフは本楽曲に「青春の回想」と「死の予感」を込めたとされています。
とりわけ本バレエ作品にて使用する第3楽章 “Lento assai -Allegro vivace-”では、冒頭に12回の鐘が鳴り響きますが、これはラフマニノフ自身が幼少期に教会の近くに住んでいたことから、幼少期・故郷への回想ではないかと言われています。(リムスキー・コルサコフは6回の鐘の音で朝を表したことから、12回の鐘の音は真夜中を表しているとされており、後に削除された]副題「真夜中」とマッチしています。)
またラフマニノフが好んだグレゴリオ聖歌「怒りの日」の引用が、とりわけ本楽曲ではふんだんに盛り込まれており、そして譜面最終部には突如 “Alliluya” (讃歌)の記載が現れるなど、楽曲として 多くの起伏ある表情が見られます。
様々な運命との葛藤を繰り返した先に、ここで決着をつけれる! という決然とした音楽から、喜びをもって人生の終焉を迎える最期の一撃を放つ。そんなメッセージがあるのかもしれません。
本バレエ作品では先にも申し上げました、ラフマニノフの 「青春の回想」と「死の予感」に着目し、晩年を迎えるある男の“若き日の挫折経験との向き合い”を大筋のテーマとして振付をさせていただきました。クライマックスは、皆さんの目で是非お確かめになっていただけたら幸いです。
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『Grace & Speed 2024』
NBAバレエ団大好評のガラ公演、「Grace & Speed」再び!
2024年4月、バージョンアップされた優雅かつ疾走感溢れる5演目をお楽しみください!
日時: 2024年4月19日(金曜日)
時間: 17:30開場 18:00開演
会場: 大田区民ホール・アプリコ 大ホール
演目:
■「交響的舞曲 - Symphonic Dances-」
振付:安西健塁/音楽:セルゲイ・ラフマニノフ
■「ダイアナとアクティオン」
■「Schritte」
振付:岩田雅女
■「ロミオとジュリエット」よりパ・ド・ドゥ
ゲスト:ネレア・バロンド、山本開斗
■「ライモンダ」より第3幕
振付:マリウス・プティパ/音楽:アレクサンドル・グラズノフ
協賛: チャコット株式会社、所沢パークホテル、株式会社エンジェルアール
主催: 一般財団法人NBAバレエ団
Негізгі бет Ойын-сауық 【リハーサル1発撮り】ラフマニノフ『交響的舞曲』振付: 安西健塁 | ヤマカイ&ネレア出演
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