工事が進むリニア中央新幹線。メディア初公開となる岐阜県駅(仮称、中津川市)の建設現場へ潜入しました。
山梨県にあるリニア実験線では、「L0(エルゼロ)系」の改良型が試験走行を行っています。
「見た目は新幹線のようですが、前の部分には小さな窓にカメラと照明装置があるだけです。指令室でコントロールを行う自動運転システムのため、運転士は乗っていません」(井上記者)
車両はどのようになっているのでしょうか?
「リニアに乗り込みました。中をのぞきますと、明るいですね。青を基調としていて高級感もあります」(井上記者)
座席に座ると――
「新幹線より囲われている感じがして、包み込まれているような感じが。USBポートもあります」(井上記者)
いよいよ発車。最初は車輪で走行し、時速150キロになったところで「浮上走行」へ。
「スーッと動いています。スムーズに車輪走行から浮上走行に変わって、気が付かなかったぐらいです」(井上記者)
車体の超電導磁石と、壁面のコイルとの間に強力な磁力を発生させ、10センチほど浮いて走るリニア。他の鉄道のような摩擦がなく、超高速での走行が可能です。
そして、出発からわずか3分後。
「500キロになりました!体感としてはスムーズなままで、揺れもほとんどありません」
名古屋と東京の品川を、わずか40分で結ぶリニア中央新幹線。途中には、4つの停車駅が設置される予定です。
そのうちの1つが、中津川市内に設置される岐阜県駅。2022年6月、起工式が行われました。
それから約1年4か月――
「建設現場の中に入りました。メディア撮影は初めてだということです」(井上記者)
地上で進む工事の、現在の状況を聞きました。
「駅の東側の、高架橋の工事を行っている状況になります」(JR東海 中央新幹線岐阜東工事事務所 寺井望巳さん)
「幅45メートル・高さ約30mの構造物が1.3キロ続く形になる」(JR東海 寺井さん)
全長1.3キロと、リニアの駅の中で最も長い岐阜県駅は、約30メートルの高さに作られます。
「こちらがコンクリートの橋脚になるんですけれども、ちょうど橋脚をつくっているところになりますので、木の部分は今後、コンクリートを打っていく場所の型枠が付いているんです」(JR東海 寺井さん)
駅の構造は、1階が改札エリアのコンコースで、2階部分がホーム。さらに、その上には――
「回送線と一体になっているというのは、中央新幹線の駅の中で岐阜県駅の特徴となっています」(JR東海 寺井さん)
欠かせない地元との連携
全国で唯一、リニアの車両を分解して整備する基地も設置されるため、駅から接続する回送線も整備されます。
「東海道新幹線で言うところの浜松工場のような、大きな工場が出来るようなイメージになっております。回送線は覆われていないので、(リニアが)走っている様子が見えるかなと思います」(JR東海 寺井さん)
これからも進む大規模な工事。地元との連携が欠かせないといいます。
「地元の方々に影響の大きい工事用車両の通行に関しましては、工事用車両のルートの分散ですとか、地元の皆さまの負担を少し軽減できるよう考えております。中津川から活気が広がっていって、岐阜県ですとか、周辺に波及していけばいいなと考えております」(JR東海 寺井さん)
(10月11日15:40~放送 メ~テレ『ドデスカ!+』より)
#リニア #jr東海
Негізгі бет リニア中央新幹線「岐阜県駅」建設工事を撮った! 全長1.3キロ、開業後は外から走行を見るのも可能に
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