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シューベルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ第2番 イ短調 D.385 Op.137-2 第1楽章
Schubert : Sonatina for Violin and Piano No.2 A minor D.385 Op.137-2 mov.1
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シューベルト(1797-1828)はオーストリア出身の作曲家です。31歳という短い生涯でしたが、600曲以上のドイツリートを作曲したり、管弦楽曲、室内楽、ピアノ曲などに多くの優れた作品を残しました。ドイツ・ロマン派初期を代表する作曲家です。 1816年、シューベルトが19歳の時「ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ」の1番から3番までが作曲されました。
シューベルト自身は「ソナタ」と名付けて作曲したのですが、シューベルトの死後、ヴァイオリンを得意としていた次兄フェルディナントが「ソナチネ」と題して出版しました。
シューベルトは1816年頃から音楽仲間や友人らと「シューベルティアーデ」という音楽会を開催していました。シューベルトはこの音楽会のために多くの作品を作曲し、友人達はその音楽に酔いしれたそうです。この曲も家族や音楽仲間での楽しみのために作曲されたのではないかと思います。そう考えるとより「ソナチネ」という言葉がぴったりに感じます。
第2番は4楽章構成です。ソナタ形式と呼ぶには展開部がいたって簡潔ですが、冒頭から深い哀切なる思いに包まれており、何よりシューベルトの歌心があふれている作品だなと思います。
淵野日奈子おはなしクラシックvol.7
ピアノ:松田龍 @user-qh5px5in7u
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