5つの国と地域の若手音楽家が広島に集い指揮者コンクールに挑みました。
今月1日から始まっている「ひろしま国際平和文化祭」のプログラムのひとつ
「次世代指揮者アカデミー&コンクール」は、
5つの国と地域の若手音楽家14人が広島に集い
被爆の実相に触れると共に指揮者コンクールに挑むという初めてのプログラムです。
参加者は原爆の日に平和記念式典に参列。
被爆者の話を聞き資料館を見学するなどしました。
企画したのは広島交響楽団の音楽総監督、下野竜也さんです。
■広島交響楽団音楽総監督 下野竜也さん
「広島に来て(原爆が)事実だと肌で感じる
自分たちが平和だからこそ音楽ができることを忘れてはいけない」
昨夜、1次、2次予選を通過した3人が本選に挑みました。
1人目はフランス出身のロマン・レシェキンさん。
カンヌ管弦楽団などプロのオーケストラと共演しています。
2人目は大井駿さん。
読売日本交響楽団やパリ警視庁吹奏楽団など世界のオーケストラと共演を重ねています。
3人目は喜古 恵理香さん。
東京音楽大学で学び、オーケストラの他オペラ公演にも携わり活躍の場を広げています。
課題曲は細川俊夫さんの現代曲とシュトラウスの交響詩「死と変容」。
演奏するのは広島交響楽団です。
下野さんら5人が次の世代を担う3人の指揮者を審査します。
■広島交響楽団音楽総監督 下野竜也さん
「今回の課題曲は盛り上げるだけでなく静かに幕を閉じるという難しさのある曲ばかり」
「そう意味では少し意地悪な課題曲だったかもしれない」
1人50分の指揮、3時間に及んだコンクール
そして結果発表・・・
■ステージ発表
「(1位は)大井駿さん」
■大井駿さん
「信じられないです」
「広島で学ぶことができたことが僕にとって大変貴重なことでした」
■広島交響楽団音楽総監督下野竜也さん
「(大井さんは)作曲家の思いをすべて理解している。お若いのに」
「自分の思いを指揮するのは簡単ですが」
「オーケストラの反応をすごくキャッチして良い方向に導いていくことができる」
「(指揮者として)決意を新たにしたいと話していたので
意義のあるコンクールになったのでは」
広島で開かれたコンクールは世界的な音楽家となりえる若者たちにとって
確かな一歩となりました。
《2022年8月18日(木)広島テレビ『テレビ派』で放送》
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