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逆井城は、平成になって始まった「中世城郭復元の先駆け」として有名。当時「お城の再建」というと鉄筋コンクリート製が定番。それを戦国時代風に、しかも木造での再建に踏み切るとは、ずいぶん思い切ったことをしたものです。そのおかげであちこちに同じような城が再建されるようになり、私のような城好きがより楽しめるようになったのです。当時の発案者にお礼を言いたいくらいです。ハシゴのような形をした井楼矢倉。戦国時代に多く使われたタイプです。役割は高い場所から戦いの状況を掴む物見などです。そのため高さは11mを越えます。上から弓を射ればその威力は倍増したことでしょう。この矢倉にも登ることができます。ぐるぐる回る階段。頭上に高さがないところがあるので注意してください。当時はこのように簡単には登れず、ハシゴなどを使ったのかもしれません。正直怖いです。矢倉自体の安定感なさそうな形が不安です。突風が吹いたらまるごと倒れるのではないかと心配です(実際は井形に組んだ木材を柱にはめ込んでいて丈夫なつくりだそうです。)。現代の建物なのでちゃんと金属の筋交が入っているのですが、当時は登るだけでもっとグラグラ揺れたのではないでしょうか。城将北条氏繁は、藤沢から木材加工のプロである大鋸挽(おがひき)の職人を呼んだと伝わっています。北条氏の領土の端に位置する逆井城ですが、戦への備えか、それとも力を示すためか、かなり力を入れて改修されたようです。
Негізгі бет そこは戦国時代!復元「逆井城」高さ11mの矢倉の上は恐怖?有名ロケ地北条家のお城を紹介
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