好きな曲なので、時々弾いてます。ショパンが昔馴染みのヴォジンスキ伯爵の娘マリアに恋をして、書いた曲で、別れ際に贈ったといいます。彼女はのちに「別れのワルツ」と名づけたそうです。
90歳になりました。
下町に暮らしながら、ピアノを弾き続けて80年近くになりました。
いろいろなことがありました。家にピアノがなく、ただただピアノが弾きたくて、夜遅く、ひと様のお宅におじゃまして、ピアノをお借りして練習したりしました。運よくご縁があって、ウクライナからいらしたレオ・シロタ先生の孫弟子になることができました。戦争もありました。空から爆弾も降ってきました。親しかった友人たちも多くはあちらの世界にいってしまいました。それでも生きて、いまがあります。世界中では、いまも争いが続き、つらい思いをしながら生きていらっしゃる人たちがたくさんいます。とても悲しいことです。なにもできませんが、少しでも何か光のようなものを届けることができれば、と思って弾くことにしました。若いころのように弾くことはできませんが。
FROM MN
Негізгі бет <90歳のピアニスト> ワルツ 第9番「告別」 ショパン Waltz No.9 in A flat major Op.69-1 Farewell Chopin
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