マドリードから空路ストックホルムへ。スウェーデンは様々な意味で、興味を持たれる国です。例えばコロナの折には、ロックアウトなどを避け、マスクも特に推奨されず、注目を集めました。また最近の話題はNATOに加盟したことですね。
逆にNATOにこれまで加盟しなかったことが、この国の特質をよく表しています。様々なことが一般常識とされることに反することも多くみられます。
私はストックホルムの北にあるウプサラにしばらく滞在したことがありますが、その折にこの国の人々の議論好きに驚かされました。職場などでも個人間でも、広く国内外の話題が議論され、そしてそれらの議論の結果が、素直に政府によって実行されます。
その意味において非常に民主的な国であり、見習うべき国ではあります。
しかしその結果、ストックホルムの街が住みやすいという訳でもありません。物価は非常に高いし、冬の寒さに耐えなければならないし。
むしろ条件の悪さが、民主主義を育てた部分もあると思います。
しかしこの国の条件は本当に悪いのか?
着陸時に国土を眺めてみて、非常にうらやましさも感じました。広い国土に土色と緑が混在し湖も多い。事実国土面積は日本の1.2倍ほどですが、人口は日本の1/10です。それでも豊かな経済活動を行っている。
良く東京在住の環境派が、北欧に出来て日本に出来ないのは何故か、という問いを発しますが、東京の人がそういう発言をするなら、一度北欧を訪ねてからにしてほしいと言うことにしています。人口密度がこれだけ低いから出来るのですよ。東京圏の人口密度を1/10にすれば、東京でも北欧のまねができるでしょう。それは日本を分散型国家にすることに他なりません。
Негізгі бет スウェーデン・ストックホルムに着陸
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