家庭菜園初心者にも分かりやすく解説しています。
⚫︎植え付けから約1ヶ月が追肥のタイミングです。
最初に入れた肥料、元肥は約1ヶ月で切れ始めます。
この頃のトマトの状態は、ミニトマトで言うと1段目、2段目のトマトが実りはじめ、
3段目の花が開花する頃がこの時期に当たります。
なので約1ヶ月経ち、3段目の花が咲く頃、元肥が完全に切れる少し前に追肥をし、肥料が切れないように与えていきます。
⚫︎大玉トマトの追肥も同じく植え付けから約1ヶ月後です。
この頃になると1段目の大玉トマトの実が500円玉〜ゴルフボールくらいの大きさに育っている頃なので、
この状態を目安に追肥します。
⚫︎追肥をするかしないか?の判断
ここで、現在のトマトが肥料不足なのか、肥料過多なのかを診断してあげます。
トマトは他の野菜よりも肥料をあまり必要とせず、
多すぎると逆に病気になり収穫量が落ちたり、最悪病気がひどくなり枯れてしまいます。
反対に、肥料が足りなすぎても弱々しく育ち収穫量があがりません。
適切な状態になるよう追肥の量を調整して、トマトの状態をよく見てあげることが大切になります。
まず、先端のトマトの茎が伸びていく部分を成長点と言うんですが、
この成長点から約15㎝下の茎の状態でトマトの肥料の多い少ないを判断できます。
⚫︎まず正常な状態のトマトを見てみます。
① ・茎の太さが小指の太さで1㎝前後。
・葉っぱの伸び方が、水平になっていて、緩やかなカーブを描いている状態。
お皿を反対にした時のようにカーブしている状態が理想です。
これはミニトマトをチェックする時に使えます。大玉トマトの場合は全体的にグネグネとねじれているものが多いので判断しづらいです。この場合は茎の太さなどで判断すると良いと思います
・葉っぱの色が濃い緑色の状態。
・葉と葉の間の茎の長さが
②肥料が足りてない状態
・茎が細く1㎝以下 小指より細い
・葉っぱが斜め上を向いて伸びている
肥料が足りなくて成長できず軽くなってしまい下に垂れ下がれない感じです。
・葉っぱの色が黄緑に近い薄い色をしている。
という特徴があります。
③肥料が多すぎる場合の状態
・まず分かりやすいのは茎が太すぎる。
人差し指より太い場合は肥料過多です
・葉の伸び方が下に垂れて、先は反り上がっている
肥料を吸いすぎてメタボで重たくなっている感じです
・葉っぱが濃い色
・葉っぱがくるんと内巻きにカールしている
肥料を吸いすぎて栄養の行き場ななく巻いているイメージです
・茎が太い 小指2本分 1㎝以上
・葉っぱの表面がボコボコしている時も肥料が多すぎる症状です
あとは実が出来ている先にまた枝や葉っぱが伸びている場合も、窒素が多すぎる症状です。
その場合は伸びた枝を切ってやります。
🙀肥料が多すぎると茎も太く元気に見えますが、これだとツルボケと言って茎や葉ばかり茂って実があまりならない、ということになりやすいです。
さらに肥料が多すぎると病害虫のリスクも増え、最悪枯れてしまいます。
他には栄養がありすぎて茎が太くなりすぎ茎が裂けたり、
ひとつの茎が太くなりすぎてふたつに分裂し、避けて穴が開いたりして、栄養バランスがおかしくなり、成長が止まったりしてしまう事もあります。
裂けた場所から病気になり枯れたりなど、
寿命を短くし収穫量を減らす原因となってしまいます。
⚫︎追肥の量 与え方
化成肥料 40〜50g を1㎡にばら撒きます
だいたい3〜4株?にひとつかみをまきます
一株ずつ与えるなら約15g 、大さじ1杯程度を与えます
うちの場合、縦1m、横1mでだいたい4株植えてありますので、半量をこちらのふた株に、もう半量を反対側のふた株に与えます
与える場所は、葉先の下まで根が回っているので、葉先の下に与えます。
植物は根の先端から肥料を吸うので、吸収率が良くなります。
なので株元ではなく、葉先の下に与える、と覚えておきましょう。
葉先の下がマルチの場合はマルチをスコップなどで指して両側に穴をあけ、そこに追肥をしていきます。
先ほどの4株の両側にバランスよく穴をあけ、肥料が全体に行き渡るよう一掴みを分けて追肥します。
2回目の追肥の時はさらに成長して、根は通路側まで来ているので、通路に同量を追肥すればOKです。
追肥したら、水やりすることで肥料が溶けるので効き目が早くなります。
さらに軽く耕すことで肥料がなじみ効果を早める事ができます。
※先ほどの診断結果を見ながら、肥料過多の株元には少なめに、肥料不足の株元には多めに、など調整して肥料をまきます。
肥料過多の症状が多い場合は、1回目の追肥はしなくてもいいと思います。
その場合はさらに1ヶ月後の、4番花が咲いた頃に、トマトの様子をチェックして正常に戻っているようなら、そこで初めて追肥してあげます。
このやり方で、有機栽培なら、鶏糞、ボカシ肥料などの追肥も良いかと思います。
肥料の効きをチェックしながら追肥できるので調整がしやすいと思います。
うちの場合は、今のところ肥料過多の症状はほとんど見当たらないので、3番花が咲いた頃にこのまま順調なら1回目の追肥をしていく予定です。
だいたい植え付け1ヶ月後なので、6/5前後に追肥を予定しています。
追肥の流れとしては、3番花が咲いたあたりで肥料の効きをチェックし、肥料過多でなければ追肥します。
その後は5番花、7番花…と奇数の数字の花が開花するごとに追肥していきます。
肥料過多の場合は3番花の開花期には追肥を見送るので、
次の4番花開花期に追肥します。
その場合は6、8と偶数ごとに追肥します。
⭐️他のポイント
🌿脇芽取りは養分が無駄に持っていかれてしまうので常に見つけたら取り除きます。
5㎝以下で取り除きます
左右に倒して折ると取りやすいです
伸びすぎて茎が太い場合は手でも折れますがやりにくい場合はハサミで切ります。
ハサミは病気がうつらないようになるべく消毒したものを使います
引っ張らずに手首だけ返せば主軸を痛めずに折れます
うちは今年は一本立てにしたので、成長点を除いて全ての脇芽を取ります
取ってみてください。
そして両端のトマトは、スペースが広いので二本立てにしてみようと思います。
二本立ての場合は、1番花の下から生える脇芽を残して、あとは全部脇芽欠きをします。
二本の枝を伸ばして、収穫量を増やしていきます。
脇芽は伸びるのが早いので週に1度はチェックして取りましょう。
💦⚫︎あとは水やりですが、ほとんどの野菜は表面の土が乾いたら水やりしますが、
トマトはほかの野菜よりも水分が多すぎることを嫌います。
なので水やりをして表面が乾いても3日に1度くらい、朝に水やりするくらいの頻度でも大丈夫です。
むしろトマトは乾燥を好みますので、たくさん水やりをしている場合は、少し乾燥してる時間を増やして見守ってみると良いかもしれません。
水やりをしなくても元気に育っていると思います。
3日に一度が基本で、その間に雨が降ったら水やりはしなくてOKです。
トマトの水やり頻度を減らすことで、トマトが自力で地下水を探そうと根を深く伸ばしていき、根張りが良くなります。
水やりを控える方が病気などにも強い株になり、長持ちし、収穫量が増えることになります。
Негізгі бет トマトの追肥のタイミング、肥料不足、肥料過多のサインを見分け大量収穫!
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