踊り子
「曲の歌詞と絵柄がどうマッチするのか、そういうのを楽しみに今日は来ました」
7月21日。高知市内の会議室に集まったのは「とらっくよさこい(ちふれ)」の踊り子たち。この日は、今年のよさこい祭りで着る衣装のお披露目が行われました。ワクワク感と緊張感に満ちた踊り子。発表の瞬間を待ちます。
「ことしの衣装は…これだ~~~!!」
新しい衣装で踊りが披露され、会場は熱気に包まれました。
踊り子
「表と裏の柄の色の違い、ギャップがすごいなと思いました。これが揃ったらすごくきれいなんだろうなってワクワクしてます」
とらっくよさこいの今年のテーマは「御喜楽憧々(おきらくしょうしょう)」。
衣装をデザインした 福島 歩美さん
「憧れをイメージした蓮、後ろが嫉妬に狂う般若です」
前面には「蓮の花」で憧れを意味する「憧憬」を。背面には「炎と般若」を描き「嫉妬」を表現しています。注目ポイントは、衣装の表と裏の交錯。手をクロスさせると「蓮」が「般若」に変わります。
衣装をデザインした福島歩美さん
「“とらっくよさこい”の場合は着るものではなく、景色として捉えてますので、一人ひとり個人個人を見るのではなく、全体を景色として捉えて見て欲しい」
衣装発表から1週間が経ちこの日、初めて衣装を着て練習が行われました。お互いに確認しあいながら衣装を着る踊り子…こちらの女性はスマートフォンで足袋の履き方を調べています。アメリカ人のダイアナ・ヘルナンデスさん21歳です。
アメリカから参加 ダイアナ・ヘルナンデスさん
Q:スムーズに履けるようになりましたか?
「指の間がちょっと痛かったんですけど、今は大丈夫です」
ヘルナンデスさんは、4年前土佐女子高校の留学生として来日。その時に見たよさこいに感激し2022年参加を試みましたが、コロナの影響で断念。今年は祭りに参加するため6月から高知でホームステイをしています。真新しい衣装に身を包みさっそく練習開始です。
「1,2,3,4,5,6,7…」
「違う。まだズレゆう、ズレてる、ズレたらいかん」
手を合わせて「般若」を作る動きが難しいようです。
踊り子
「先生に言われた腕を閉じたときの般若のこの顔が合う所を探してました。」
「こう閉じる時に前が全然見えなくなるので、自分のいる位置が合ってるのかなとか、すごく不安になるんですけど、開いたときに、ああ合ってたってなったり難しい」
一方、初めて衣装を着て練習したヘルナンデスさんは…
アメリカから参加 ダイアナ・ヘルナンデスさん
「すごく疲れたけど、ユニフォーム(衣装)を着て楽しかったです。すごく興奮しました」
新たな衣装で挑むのは今年も「隊列美」を意識した踊り。体の向きや手足の動き、鳴子の角度まで何度もそろうまで練習を繰り返します。
振付師 時久 紀恵さん
「踊り子さんが描いている“とらっくらしさ”と、あとお客様が感じてもらってる“とらっくらしさ”をもっと濃ゆく濃ゆくしていきたいなって思ってます。4年ぶりの我慢を全部爆発ー!っていうのを見ていただきたい」
前回、大賞に輝いた「とらっくよさこい(ちふれ)」。今年も「踊り子と観衆の一体感」を目指し、“てっぺん”を狙います。
川村 浩平 代表
「連覇というところも目標にありますが、やっぱり一番はお客様との一体感を一番目指していますので、一体になれるようこれからも練習に励んでいきたい」
それぞれの思いを乗せて。とらっくよさこい、いざ出陣!
Негізгі бет “とらっくよさこい”今年のテーマは『御喜楽憧々』衣装もスゴいぞ!「お客様との一体感を一番に」【高知】 (23/08/07
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