50年ぐらい前、マイコンがまだ始まる前にはミニコンが使われていました。その中でひときわ引き立つものがDECのPDP-11でした。その後の多くのマイコンに影響を与えています。LSIの発展の中で重要なのがワンチップLSIにできることですが、マイコンによる方法のほかにFPGAによるものがあります。マイコンはソフトを作ることで機能を実現しますが、FPGAは論理回路設計を行いそれを記述したファイルをコンパイルして書き込みます。FPGAは論理回路なので速度が速いことが利点となります。そのFPGAをメモリとUARTに使ってPDP-11のプロセッサーを動作させるのがこのTangNanoDCJ11MEMボードです。PDP-11の実行環境が手に入るのとFPGAの勉強ができるという一石二鳥のボードです。
PDP-11プロセッサはボードの説明にあるサイトで時々手に入ることがあるということなので辛抱強く待って入手しました。FPGAが3.3V系なので5V系に変換するボードは使用するICのピッチが狭いのではんだ付けが難しかったのですが何とかできました。
電源を入れるとTangNano20kのLEDが点灯します。電源はUSBから供給する方法とDCジャックから供給する方法がありますがUSBから供給しました。DCジャックから供給する場合には右上のシリアル端子でパソコンと接続します。電源スイッチはトグルスイッチを使うようになっていたのですがスライドスイッチを使ったのでONとOFFが逆になってしまいました。
最初にFPGAに書き込むのはベアメタルというプログラムのようです。これを実行するとASCIIARTというグラフィックを表示するプログラムになっています。クロス開発環境でプログラムを作り変換してROM.Vというファイルにしてコンパイルすれば自作プログラムも実行できるようです。Linuxで開発環境が準備できたら試してみたいと思います。
そのほかにTAPE BASICというのがあり、SDカードからBASICをロードして実行できるようになるようです。UNIX-V1などもあるので今後試してみようと思います。
せっかく手に入ったPDP-11の実行環境なので、もう少しPDP-11について勉強してみようと思います。
TangNanoDCJ11MEM専用プリント基板
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Негізгі бет ついにPDP-11の実行環境を手に入れました。TangNanoDCJ11MEMボードが動いた。
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