春の雨が校舎を濡らす中、高知市鴨部にある高知西高校でも卒業式が行われました。
普通科と英語科の3年生275人がマスク姿で入場。
2人までの制限はありましたが、多くの保護者も出席し門出の時を見守りました。
2019年に入学した3年生。
入学して1年足らずで新型コロナの流行が始まり、まる2年間コロナ禍の中の高校生活を送りました。
1年生の時に修学旅行は行けたものの、2年生以降はほとんどの行事が縮小されました。
高橋桐也さんはサッカー部のキャプテンです。
部活動の時間が減ったり、対外試合ができなくなったりとコロナのあおりを受けました。
高橋桐也さん
「コロナ禍で活動が制限されてきたがその中でも自分たちでできることを考えて取り組んできた結果、県大会でいい成績を残すことができてとてもうれしい」
高知西高校は高知南高校との統合により今の2年生が卒業すると名前がなくなり、高知国際高校へと再編されます。
卒業生代表の小坂真菜さんは、最後の西高生となる2年生にこんなメッセージを残しました。
卒業生代表・小坂真菜さん
「来年はいよいよ西高校から国際高校へバトンをつなぐ年となります。これまで受け継いできた西高校の貫徹精神を忘れずに、何事にも全力で悔いのないように取り組んでください」
卒業式は毎年吹奏楽部の演奏で退場しますが今年は録音です。
そんな吹奏楽部で青春時代を過ごした生徒は―――
吹奏楽部・中川真帆さん
「コロナ禍になったことで仲間と練習できる時間がなくなったり減ったりしたが、今まで当たり前だった環境とか仲間の大切さに気づけた」
こんな思いを持つ生徒も。
貞廣そらさん
「保護者が(行事を)見に来ることはなかったので最後、この卒業式で家族や親に見てもらえる機会を作っていただいてとても感謝しています」
「コロナが収束したら必ずまた集まって語ろう!」コロナ禍の卒業生はそう誓い、学び舎を後にしました。
Негізгі бет 『丸2年間がコロナ禍』公立高校で卒業式 旅立つ卒業生たちの思いは?【高知】 (22/03/01 19:40)
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