前回はオリンピックに便乗する広告(アンブッシュマーケティング)に対するエセ法規制に物申しました。今回は、何故IOCやJOCが厳しく規制しているのか、その背景事情に迫ります。
[テーマ]
”エセ法規制”される五輪関連広告~エセ法規制の背景に迫る~
【特別ゲスト】
「オリンピックVS便乗商法」著者・友利昴
[商標解説]
00:57 スポンサー”1業種1社契約”が問題
→そもそも何故アンブッシュマーケティングが生まれたのかは、1984年ロサンゼルス大会で採用された仕組みがキッカケです。つまり、1つの業種には1社のみとしかスポンサー契約しない”1業種1社契約”をしないという仕組みです(例えば飲料であればコカ・コーラのみ)。これにより、公式スポンサーが非スポンサーを挑発し、この挑発がアンブッシュマーケティングを生み出したようです。
14:00 規制不可なら法律を作ればいい
法改正した各国と圧力に屈しなかったニッポン
→商標法等では規制が難しいことはIOCらも理解していたことでしょう。そこで、彼らが採った次の手段はオリンピック用の法改正の要求でした。開催候補都市に対してその国で特別の法律を作らせる要求をし始めたわけです。これに対しては2000年代以降の開催都市の国では法改正がなされた一方で、意外にも日本は圧力に屈することなく法改正しなかったのです。しかしTOKYO 2020の招致委員会がしてしまった約束を果たすために、組織委員会が採ったやり方とはいかに、、
[おまけ]
29:50 JOCの妙技”受動態”にイッポン!
→「我々はアンブッシュを許さない」ではなく「アンブッシュは許されない」との表現-この受動態により許さない主体を曖昧にし、法や社会が許していないかのような錯覚を引き起こす技法といえます。いやぁ、まさにイッポン!
[参考情報]
▼前回の配信
• 【オリンピックSP】”エセ法規制”される五輪...
▼前回の配信の記事版(ブランデザインINFORMATION)
bran-design.jp...
▼オリンピックVS便乗商法
search.rakuten...
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「ゆるカワのテーマ」/ Comode(コモド)
◆挿入歌
「Into The Carnival」/ 向 香織
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